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2005年08月

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ウォームビズ


今週から新しい職場に勤めているが、なかなか難しい。

むしろ、懐かしいというべきか。
新入学生のような、転校生のような、そんな感覚である。
転校経験は無いが、たぶん転校生もはじめはこうなのだろう。

そんなわけで『慣れ』は恐ろしいものだと思いつつも、
やはり環境には早く慣れなければ、と思う日々である。


ところで、新しい職場は「クールビズ」なのだった。

ということは、冬場は「ウォームビズ」確定である。


このウォームビズの「ああ、やはりそうか」的ネーミングは
どうなんだろうと思う。

小池環境大臣同席のもと、7名の有識者による検討委員会で
命名されたそうだが、その顔ぶれを見てみると、

 新井満さん(作家・クリエーター・写真家)
 菊池武夫さん(クリエイティブディレクター)
 木村政雄さん(吉本興業元常務取締役)
 田中里沙さん(「宣伝会議」編集長)
 ドン小西さん(ファッションデザイナー)
 弘兼憲史さん(漫画家)
 四方義朗さん(ファッションプロデューサー)
 ※50音順

といった面々である。

で、その結果が『ウォームビズ』って、










検討する必要なし。








もともと「WARM」か「HOT」のどっちかだろうよ。
HOTはイメージとして違うから、すぐに「WARM」に
話は行き着くに違いない。








「夏がクールだから、冬はホットかウォームがいいよね?」

「ウォームでいいんじゃない?」

「じゃ、ウォームで」



こんな感じの携帯メールのやり取りで充分だと思う。



そう思う一方で、実は本日、信じられない会話を耳にした。

電車を待っている間の、若い女性2人の衝撃的な会話である。



A子「クールビズって、あんじゃん?」

B子「あー、あれでしょ?サラリーマンがスーツ着ないヤツ?」

A子「そーそーそーそー。あれ、冬もやんだって」

B子「えー?マジ寒くない?」

A子「何言ってんの?冬は寒いから。つか、違げーよ。バカ?」




なんというか、口調が怖いのである。

B子のボケっぷりも確かに素晴らしいが、A子のツッコミは
喧嘩が始まったのかと錯覚するほど、怒気に満ちていた。

だが、彼女達の間ではいたって普通の会話らしく、
B子は、何でもないように切り返す。



B子「じゃ、何やんの?」

A子「なんかさ、寒くても暖房とか付けないんだって」

B子「えー、寒いじゃん」

A子「寒かったら服着んだって」

B子「えー、ひどくね?」




会話を聞きながら「B子=天然」説を強めていた僕だったが、
次のA子の一言で、彼女も引けを取らない素質があることを
思い知らされたのだった。














A子「なんかね、ウールビズとか言うんだって」











羊?









冷徹なツッコミ役だと思っていたA子の信じられない発言により、
僕は、奇跡の会話に立ち会うことになったのだった。

以下、記憶より抜粋して記す。



B子「ウールビズ?なに?ウール100パーとかのウール?」

A子「そうじゃん?たぶんウールだったと思うんだよね」

B子「じゃ、サラリーマンとかセーター着て会社行くの?」

A子「知らねーよ。でも、ぜってーセーター限定じゃないよ」

B子「でも、皆がスーツじゃなくてセーターだったら、
   超キモくない?なんか冬の女子高生ぽくない?」

A子「わー、キモいキモい。つか、オヤジとかって、
   静電気とかも超凄そうじゃない?」

B子「バッチバチだよね。ますます近寄んなって感じだよね」

A子「まじ、メェーメェー言ってろよ、って感じだよね」




A子が、羊を山羊と間違えたところで、
残念ながら電車が来てしまったのだった。

皆さんも同感だと思うが、なんというか、もう、ほんとに、











参りました。










電車に乗った僕は、奇跡の会話を反芻しながら、彼女達の
うろ覚えでも話題にし、頭に浮かんだことはすぐ口にする、
その潔さに、ある意味で尊敬の念さえ覚えてしまった。

同時に、新しい会社でまだまだ羊の皮を被っている自分を
少しばかり反省したのだった。




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高校球児の夏


日付が変わって、いよいよ本日(20日)、決勝戦が行われる。

第87回全国高校野球選手権大会である。

社会人になってから、あまり見ることも無くなっていたのだが、
今年の夏は、理由あって3週間もの休暇があったために
なんだかんだで、ちょこちょこテレビ観戦していた。

そして、僕はふと思ってしまったのだった。




「俺、おっさんになったなあ」




ここで少し説明すると、野球の盛んな四国生まれの僕にとって
夏の高校野球は、毎年の夏休みの名物行事だった。


はつらつとした全力プレー。

白球を追いかける真剣な姿。

そして、光り輝く汗と涙。



これらを演出している高校球児達が、僕にとっては







永遠のお兄ちゃん






だったのである。

もちろん、時の流れには逆らえないのは解っている。

彼等は現役の高校生であり、僕は子持ちの31歳だ。
僕の高校時代は、かれこれ10年以上前の出来事になるし、
同世代のプロ野球選手は、ベテランと呼ばれる存在である。

それでも僕は、高校球児達を“年上のお兄ちゃんたち”
としてしか、見ることができなかった。

つまり、夏の高校野球は、

少年時代へのノスタルジーを呼び起こす装置

だったのだ。


ちなみに、高校野球は春もあるじゃないか、と
お思いの方がいるかもしれないが、センバツは駄目だ。

あれは、負けても夏がある。途中経過なのである。
春の涙は「夏には必ず」という悔し涙でしかない。

だが、夏は違う。3年生にとって最後の大会なのだ。
高校時代の青春のすべてを賭けた大会なのである。


夏の高校球児達は、美しい。

眩しいくらいに美しいのである。


そういった想いで、今年の夏、僕は再び高校野球に熱中し、
「お兄ちゃん」達のプレーに実際に涙し、感動した。


それなのに。


どういうわけか「おっさんになった」と思ったのだった。


なぜか。


僕は考えた。


涙を流しながら甲子園の土を持ち帰る敗れた選手の姿に、
思わずもらい泣きしながら考えた。


そして、気がついたのだった。













「君ら、眉毛、整えすぎ」











なんということだろう。


凄い勢いで、皆さん、眉毛を綺麗に整えているのである。

鋭いバッティングを誇った打者も、鋭い眉毛の持ち主だし、
変化球の切れが良い投手の眉毛も、かなり変化していた。



もちろん、同情の余地は大いにある。


他にオシャレするところがないのだ。

坊主頭だし。


女の子にいいところを見せたいのだ。

全国中継だし。




でも、やりすぎ。




最後の大会なのである。

この大会後、君達は『甲子園出場者』という勲章を掲げて
思う存分、プレイボーイになれるのである。

そしたら、髪の毛だって好きに伸ばせば、いいじゃない。
いま、そこまで眉毛にこだわらなくても、いいじゃない。
もうちょい、あとちょっとだけ、我慢して欲しかったなあ。

とかなんとか、画面に言うとる自分がおるのである。











生活指導の教師みたいに









そんなわけで、僕は自分自身が「おっさんになったなあ」と
感じさせられたのだった。


とにもかくにも。

今年の高校野球も、残すところあと一試合だ。

『甲子園優勝経験者』という最高の勲章を争う勝負は、
本日13時、プレイボールである。




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ピーク宣言


帰省ラッシュは、昨日がピークだったらしい。

僕は帰省先から14日の朝に帰ったので、混雑とは無縁だったが、
この手のニュースに触れて毎回感じるのは、




だから、なに?




この一言に尽きる。


しかしながら、ひとつ注意しておきたいのは、

ラッシュは、必ず“ピーク”を迎えなければならない

ということである。

そして、マスメディアは混雑が“頂点”に達しているさまを
報じなければ気が済まないのである。

そもそも、いつが“ピークの瞬間”なのかを、
いったいどこの誰が決めているというのだ。

かなりどうでもいいことではあるのだが、思うに


『ピークさん』


と呼ばれる者が、存在するのではなかろうか。

帰省~Uターンを始めとする様々なラッシュをチェックし、
膨大なデータを駆使し、最終的には長年の経験と勘から
ピークの瞬間を予測して宣言する、その業界の長である。

世の中に起こりうる、ありとあらゆるラッシュのピークは
その『ピークさん』の裁量にすべてが委ねられるのだ。



ピークさんは、宣言する。

「あ。今回のラッシュは、明日の夕方がピークだね」


メディアは、奔走する。

「ピーク宣言、出たぞ。東名のインター上空にヘリ出せ」


そして、報じる。

「ラッシュは、いままさにピークを迎えています」



それを受けた僕らは、不変のニュースと知りながらも、
ただ漠然と映される高速道路の渋滞の車列を眺めるのだ。


例えば、老夫婦ならこうだ。


「おい、ピークだってよ」

「あら、ほんと。長いですねえ」

「長いなあ。さっきから動いてないものなあ」

「動いてないわねえ。まあまあ。ご苦労だわねえ」

「ご苦労ったってお前、そりゃ仕方ないだろうよ」

「そうだけど…。あ、もう一本ビール飲みます?」

「ああ、冷えたやつが冷蔵庫の奥にあったろう」

「はいはい、わかってますよ」

「しかし、なんだな。毎年同じような映像だな」

「そりゃあ、変わり映えするものでもないですしねえ」

「………」

「………」

「…盆も、終わりだなあ」

「…今年のお盆も、暑かったわねえ」

「なに言ってんだ、今年はまだまだ暑いぞ」

「そうねえ」

「………」

「………」

「…アイツから、連絡あったか」

「ないですねえ…。まあ、いつものことだから」

「…そうだな」

「そうですよ…」

「………」

「…でもこの映像、見ようによっては、風流ねえ」

「…なにが」

「だって、ほら。テールランプがとっても綺麗…」

「…そうかもしれんな」

「…ええ」

「………」

「………」

「そろそろ、メシ出してくれないか」

「はいはい、わかりました」




第十四章である。

何でもないようなことが幸せだったと思うのである。

メディアによってTV画面に映し出されるピークの様子は、
ある意味においては、同じ時期に空に放たれる白鳩よりも
よほど平和な日本の象徴といえるかもしれない。


そうして、ピークでピースな八月が、今年も過ぎゆくのだ。



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認識すべきは己の姿


いまさらあれこれ言い出すのもどうかと思うが、
携帯電話がいよいよとんでもないことになってきた。

『着せ替えカバー』が出たときは、まだ許せた。

だが、『着ぐるみケータイ』とはどういう了見だ。

「デザインのボーダーを超える」 とのことだが、
超えてはならない一線も、あるのではないか。

シェア的に苦しいボーダフォンが暴挙に出たか、と
思わず量販店の前で立ち尽くしてしまった。


しかしまあ、携帯電話の普及率が90%を超える時代だ。
個性を求める層も居れば、使い方すら、さまざまである。

それで、小型なボディに次々と新機能が搭載されるが、
大半は使わないか知らないまま、機種変更に至る。

たとえば、『バーコード認識機能』

最近では、QRコードなる新しい認識コードなども出ているが、
あれは結局のところ便利なのだろうか。

一度試してみたが、僕にはどうにも理解できないのである。



休日に、街を歩いていたときのことだ。

ショウウィンドウに、新商品のポスター広告が貼ってあった。
ポスターの下隅には、QRコードがプリントされていた。
携帯電話で認識すれば簡単に資料請求できるらしい。

さっそく携帯電話を取り出し、認識機能を立ち上げた。

対象となる壁に貼られたポスターに、ぐっと近寄る。
高さ調整のため、膝を曲げて少しかがみ気味になる。
両手で携帯電話の四隅を優しく持ち、水平に構える。
そっと、慎重にピントを合わせてシャッターを押す。




認識エラー




うまく認識されないのである。
何度やっても駄目なのである。
縦でも横でも無理なのである。

僕が悪いのか。それとも携帯電話が悪いのか。

たいして欲しい資料ではなかったのだ。
ただ試してみたかっただけなのである。

それなのに。

無意味な時間を過ごしたと思いつつ、機能をオフにすると、
いつもの時計の画面になった。











30分以上、経ってた。








僕は、こんなことに、30分もの時間を使っていたのか。

つか、

僕は、こんなことで、時間を忘れるほど集中してたのか。

馬鹿らしい。

自嘲気味に鼻で笑い、その場を立ち去ろうしたとき、
ふと隣を見ると、おばさんがさっきの僕と同じように
バーコード認識にチャレンジしていた。

僕は、懸命に携帯電話を掲げる彼女の姿を見て思った。












滑 稽









壁に至近距離で立ち、腰を屈め、電話を構える姿。
これは、滑稽以外のなにものでもない。

それでも、本人は、シャッター&チェックなのだ。

ときには首を傾げ、次第にいらいらしながらも、
ひたすらシャッター&チェックなのである。

もう、周りは見えていない。

時間の経過は、不審者めいた雰囲気をも漂わせる。

おばさんは、なにか小声でぶつぶつ言いはじめた。

末期症状である。

そんなおばさんも、数分後には諦めたらしい。

携帯電話をバッグに収めた。

彼女の闘いも終焉か。

そう思った時、彼女は信じられない暴挙に出た。












QRコードのとこ破って、お持ち帰り。










嗚呼。

おそらく、お家でリベンジなのだろう。

なんとも凄まじい執念である。

そこまでして認識させたいのか、と唖然としてしまったが、
ついさっきまで、同じく滑稽な姿を30分以上も晒していた僕に
そんなことを言う資格など、あるはずも無かった。


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