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2006年08月

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【連作雑記】ありがとうございます

前回の記事を書いてから、その反響の大きさに、驚き、喜び、
そして考えさせられている。

とりあえず。

再びくだらなさ全開のテイストに戻す前に、【連作雑記】の
とりあえずの締めくくりということで、前回の記事を話題に
してくださったブログをご紹介させていただきたい。


性別も、年代も、職業も、住まいも、ばらばらなブロガー。

失礼を承知で言えば、個人的に「それはいかがなものか?」
と思うようなブログのタイトルもあったりなかったりする。

でも、僕はそのことが逆に嬉しくもある。

僕は躊躇した末の決断だったが、下記にご紹介する皆さんは、
普段書かれている内容と異なるにも関わらず、即座に反応し、
取り上げていただいたのだ。

じつにさまざまな視点から、率直に書いていただいたようだ。

受け取り方も、考え方も、表現の仕方も、本当にいろいろだ。


それでいいと思う。それだから、いいのだと思う。


ぜひ、各ブログのタイトルに貼らせていただいたリンク先に、
飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで、
回って回って回って回って、最後の最後にちょっとだけでも、
何かを感じとっていただければ幸いである。



[記事にしてくださったブログ(順不同)]


『ねじを巻け、そして服を脱げ。』
(ねじまき鳥 さま)

『オススメ!ブログの達人』
『ぽこだっちの裏の裏』

(ぽこだっち さま)

『ikuの独り言』
(iku さま)

『徒然日記~中国的生活』
(ゆ~しゃん さま)

『つれづれなるママに』
(カノン さま)

『だいぶハード。』
(ったいさん さま)

『徒然糞』
(アンナ さま)

『halcion0.25mg』
(杷留 さま)

『いまいち素敵なピンクの貯金箱』
(むあさる さま)

『あの人への手紙』
(清水 さま)

『生理が、来ないの。』
(恵 さま)

『三保のファンタジスタ』
(ヤマベ さま)

『もはや毒にも薬にも』
(京 さま)

『いぢわるこみ箱』
(こみ さま)

『絶日記りある2』
(絶影‡ さま)

『右脳で撃って、左脳で残せ。』
(竹澤 さま)

『光と影の間』
(スパイニー さま)

『新婚コロシアム』
(もてぃこ さま)

『あざらし日記』
(あざらし さま)

『チェンライへようこそ』
(Som さま)

『Silence』
(ren さま)

『Jewelist』
(パンドラBOX さま)

『グラサンにジャガーと水商売。』
(待元 さま)

『いつもトランス』
(バーバリーピンク さま)

『ハレトキドキクモリ。』
(オオウチ さま)

『このうつけものが! 新館』
(桐島いつみ さま)


※誠に勝手ながら、確認できたものだけを掲載しております。
(10/7判明分まで追加済)
 
※無許可で、しかもこのような簡単な形でしかご紹介できず
 申し訳ありません。

※「載せてほしくなかった」とか「書いたのに載っとらんがな」
 という方がおられましたら、お手数ですが御連絡ください。


他にも、下記Hotmail宛に募金の御報告をしてくださった方、
また上記の各ブログ宛に賛同コメントをお寄せいただいた方、
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます。


そして。


本件に関する記事を書いてくださったブロガーのみなさまと、
各ブログを通じて募金してくださったすべての方の御厚意に、
あらためて心より御礼申し上げます。



2006年8月30日

ウチダシンスケ


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【連作雑記】助けてください

『世界の中心で、愛をさけぶ』のテーマは「喪失感」である。

大切な人間を失うことの悲しみや辛さを丁寧に描いた作品だ。

サクとアキが織り成すストーリーには、日本中が涙を流した。

泣いてない、そもそも読んでないし観てもない、という方も、
少なくとも「セカチュー」という言葉くらいは御存知だろう。

その「セカチュー」について、僕は【連作雑記】と名づけて
相変わらずグダグダな内容を書いてきた。
(参照:『【連作雑記】セカチュー(1)(2)(3)』)

それが、今回は『セカチュー』でなく『助けてください』。

勘の良い方なら、空港でサクがアキを抱えて叫ぶ例のアレを
思い出されたかもしれない。


残念ながら、ハズレである。



これは、ある男の叫びです。





宇和島で、旧友が難病と闘っています





フィクションではなく、現実として。

小学校から中学・高校まで同じ学校に通っていた友人が、
「FAP(家族性アミロイドーシス)」という難病に侵され、
早急な肝臓移植を必要としています。

白石貞一郎 という男です。

地元の有志達によって「白石貞一郎君を救う会」が結成され、
移植資金を集めるために街頭などで募金活動を行っています。

本人も体調が悪化するなかで、地元のメディアに出演したり、
支援先を回ったりと、文字どおり身を削って活動しています。

にも関わらず、成果は少しずつしか上がっていません。

もっと言うと、目標金額に対して全然足りていません。


率直に言います。





助けてください!





いま、これをお読みいただいてる貴方の力を貸してください!





どうか彼を救ってあげてください!





※募金の振込先や彼の現況は、下記のバナーからご確認ください。

白石貞一郎君を救う会






+++





実は、このことを書くべきかどうか、ずっと悩んでいました。

個人的には、募金したり周囲の人に呼びかけたりしてますが、
いまの僕が最も多くの方に何か伝えられる場所は、ココです。

でも明らかに、いつも書く内容とのギャップがあり過ぎます。

本ブログの主旨は「くだらない内容でニヤけてもらうこと」。

彼がこのブログを覗いてくれて、少しでもニヤけてくれれば、
苦しみや痛みをほんの少しでも忘れてくれれば、それでいい。

勝手に、そう思ってました。

しかし。

前述のとおり、目標金額に足りてません。全然足りてません。

しかも、残された時間は僅かです。彼の日記を読む限りでは。

なので今回、僕なりの方法で書くことにした次第です。


いつもは書いた文章をどう捉えられても構わないんですが、
今回は内容が内容だけに、種明かしをしたいと思います。

この【連作雑記】における一連の流れは、

「どうすれば、彼のことを身近に感じていただけるか?」

と考えたときに「セカチュー」を思い浮かべていただくのが
一番手っ取り早い方法ではないかと思ってのことです。

「セカチュー」に触れたことのある方なら、今の彼の状況と
彼を支援する人々の心境をご理解いただけると思います。


ご理解いただけない方は原作を読み直せ、馬鹿。


残念ながら「セカチュー」作品群に触れたことがない方には、
“すぐ知ったかぶれる、くだらないネタ”をご紹介しました。
(「ニダ」だとか「ボクキミ」だとか「宇和島」だとか。
 参照:『【連作雑記】セカチュー(1)(2)(3)』)


幸いなことに、今週から韓国版リメイクが公開になりますし、
再び「セカチュー」について巷でも話題になりつつあります。

韓国版の映画を今後ご覧になる予定の方も、そうでない方も、
かつての「セカチュー」に触れたことがある方も、ない方も。


原作の舞台・宇和島で、現在進行形の話として、いままさに
難病と闘っている男がいることをどうか覚えていてください。


誰かとの会話のなかで「セカチュー」が話題になった際には、
くだらないネタで和みつつ、彼のことを話してみてください。


そして、募金活動にご協力くださるようお願いしてください。


ここでひとつ注意していただきたいのですが、お願いする際、
貴方が募金していないと相手の方に対する説得力が欠けます。


ぜひとも、まずは貴方ご自身が、募金活動にご協力ください。



彼は長澤まさみや綾瀬はるかみたいな美少女ではありません。

三十過ぎのおっさんです。

たぶん「セカチュー」みたいな恋愛エピソードとも無縁です。


しかし、ここからが「セカチュー」との決定的な違いですが、



彼は、いまを生きる生身の人間です。

フィクションなんかではありません。



彼には、まだ希望が残されています。

臓器移植という希望の道があります。



僕らにも、できることがあるんです。

募金に協力することで彼を救えます。



最後にもう一度、言わせてください。










「助けてください」










いつにも増してすごく拙い文章になってしまいましたが、
これをきっかけに、一人でも多くの方が彼のことを知り、
募金活動にご協力いただけることを心より願っています。



2006年8月22日

ウチダシンスケ





+++



【関連リンク】 ※8/25追加修正

「白石貞一郎君を救う会」(ホームページ)

「さだと愉快な仲間たち」(HP内のブログ)

「記者会見時の記事」(asahi.com 8/10付)
 ※8/25に再掲載していただきました。有難うございます。


「記者会見時の記事」(MSN毎日8/16付)

「しばらく会っていない友へ」(ひとり言)


【募金の振込み先】

・郵便局 総合口座 16120-23924171

・宇和島信用金庫 泉町支店 (普)0537305

・愛媛銀行 宇和島支店(普)2054930

・伊予銀行 和霊町支店(普)1333247

※口座名は、すべて

「白石貞一郎君を救う会(シライシサダイチロウクンヲスクウカイ)」




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【連作雑記】セカチュー(3)


『世界の中心で、愛をさけぶ』は“セカチュー”の愛称を得て
ほぼ全メディアで愛をさけんだが、僕は小説しか読んでいない。

映画もドラマも、まだ観てないのである。

それは「原作を超えないから」といった眠たい理由ではない。



小説の舞台が、僕の故郷だからである。



宇和島


実は、作者の片山恭一氏も宇和島出身で、母校の先輩でもある。

小説には地元の住民なら容易に場所を特定できる描写が多いし、
さらには、時代設定も僕が故郷で過ごした時期と重なっていた。

なので、読みながらあらゆる場面を明確にイメージできた僕は、
他所でロケされたという映画やドラマを観るのを、なんとなく
躊躇してたフシがあった。


しかし、そうこうしている間に、今回の韓国版である。

『僕の、世界の中心は、君だ。』では、サクとアキの名場面も、
そして僕の故郷も、韓国ヴァージョンになっとるのだ。



ハングル語で楽しくおしゃべりするサクとアキ。そしてウチダ。

オモニのキムチをもりもりと食べるサクとアキ。そしてウチダ。

「テーハミング」と大声で叫ぶサク。オシムに期待するウチダ。

「摂理」にしつこく勧誘されるアキ。見事にそれを救うウチダ。

四天王と言われても、ものまね四天王しか思い出せないウチダ。

『冬ソナ』すら観ておらず、韓流ブームに乗れなかったウチダ。

アニョハセヨ。ゼ イルムン ウチダイムニダ。カムサハムニダ。



ちなみに韓国版のロケは、巨済島という島で行われたらしい。

済州島につぐ韓国第二の島。面積389.43平方kmで人口約11万人。

偶然にも、小説の舞台である宇和島とほぼ同じスペックである。

宇和島は県南部の中心都市で面積469.48平方kmで人口約9万人。



宇和島と巨済島。



なんとなく親近感も沸き、韓国版はちょっと観たい気もするが、
ここでひとつだけ断っておきたいのは、










宇和島は、島じゃない









ということである。

これまでに「宇和島って、どこの島よ?」という類の愚問を、
およそ300万回以上は受けてきた。

もう、うんざりである。

瞳をとじても、開いた口が塞がらない。


じゃあなにか?


福島県は島なのか? 島耕作は常務兼島なのか?


なんか急にキレとるが、特定の誰かに憤っているわけではない。

「島」が付くだけで海に浮かぶ島だと判断する、世間一般ニダ。


盆に帰省できずに気分だけ郷土愛に溢れる、今日この頃である。



(了)



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【連作雑記】セカチュー(2)


一大ブームを巻き起こした『世界の中心で、愛をさけぶ』は、
その絶妙なタイトルもヒットの要因のひとつと言われている。

一方で、近日公開になる“韓国版セカチュー”のタイトルは、
『僕の、世界の中心は、君だ。』。

そこに違和感を覚えることは前回書いたが、今回は別視点で
違和感の理由を検証してみたい。


それは「世界の中心」の解釈の違いである。


本家において「世界の中心」は、最後まで回答が明示されず、
「中心とはどこか」「何を指しているのか」といった議論が
持ち上がるほどだった。

「世界の中心」の真意は読み手に委ねられており、本作品の
肝とも言うべき重要なワードだったのである。


だが、韓国版は「世界の中心」は「君だ」と言い切っている。





「事件の、真犯人は、お前だ。」





みたいな勢いで言い放っとるのである。

予告編を観ても、タイトルと同じ台詞を語るシーンがあって、
「世界の中心」=「君」でファイナルアンサーだ。


僕はそこに、いささかの疑問を抱いてしまう。

そんな決め付けちゃって本当にいいのか、と。
ダイレクトで短絡的すぎるんじゃないか、と。

本家の「世界の中心」部分が担っている趣きみたいなものが、
韓国版では損なわれているような気がしてならないのである。


そんなことを思いつつ、再度『僕の、世界の中心は、君だ。』
公式HPのURLを見て、愕然した。





http://wwws.warnerbros.co.jp/bokukimi/















/bokukimi/ ←なにこれ?















すっかり「世界の中心」が、無視されとるのである。

セカチューのかけらもなく、まさかのボクキミ


韓国版の「世界の中心」とは、その程度のものだったのか。

こうなると違和感とか検証とか言ってた自分が馬鹿みたいだ。

相変わらずくだらないことを書いている自覚はあったけれど、
いつにも増して己を惨めに感じる、今日この頃である。



(了)




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【連作雑記】セカチュー(1)

『僕の、世界の中心は、君だ。』なる映画が近日公開される。

一斉を風靡した『世界の中心で、愛をさけぶ』の、韓国版だ。

しかし、このタイトルは果たしていかがなものかと思うのだ。

短文なのに句読点を多用してる点では本ブログも同じであり、
その辺ではなんだか共感すらするのだが、なんていうかその、





“しれっと狙った”感





が、ぷんぷん漂っとるのである。

“それっぽい雰囲気”的なあざとさが垣間見えてるというか、
“背伸びしてる感じ”というか。

なんか、ちょっとでも大きく見せたいブラのパットみたいだ。


言わんとすることが全く伝わってない気もするが、要するに、





「奥歯にモノが挟まった言い方だけど、

 そりゃもう便乗したくて仕方ないっす」






という意図をこのタイトルから受け取ってしまうのである。


僕は、このリメイク版に対して、小細工はよせと言いたい。

ストーリーも原作を忠実に踏襲しているらしいし、いっそ、















『世界の中心で、愛をさけぶニダ』















でいいんじゃないか。


決して韓国を嫌ってるわけでも馬鹿にしてるわけでもなく、
ただ漠然とそんなことを思う、今日この頃である。



(了)


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ポーズ

我々は、なにかにつけてポーズをとりたがる生き物である。

代表的なポーズといえば、やはり「ピースサイン」だろう。

人差し指と中指を開いて前方に突き出す、例のアレである。

ヒッピーがハッピーな頃に流行し始めたのだと思われるが、
あのポーズをとる際に、平和を願ったり考えたりする者は
いまとなってはまずいないだろう。


最近では僕の息子も、写真を撮るとき「ピースサイン」が
自然と出るようになってしまっている。

もちろんそれが悪い訳ではないのだが、ひとつ問題なのは
「ピースサイン」が知らないうちに進化している点である。

息子は「ピースサイン」をする際、手を突き出すことなく
己の頬に密着させ、二本の指は限りなく閉じている。

かつてプリクラ全盛期の若い女がとっていた、あのポーズ。

「ピースサイン」がそこに込められた意味だけではなく、
その形すらも忘れ去られた動かぬ証拠である。

だいたい、あの摩訶不思議なポーズはなんだ。

あれはもはや「ピースサイン」とは呼べない。

あえて名づけるとすれば、あれは





「加トちゃんペ予告」





である。

「これから加トちゃんペ、やりまーす」

そんな事前告知である。

まあ「加トちゃんぺ」も、日本人にすっかり浸透しており、
どちらに転んでもポーズをとっていることには違いはない。

結局そこに映し出されるのは、日常生活で見せないような、
かといって何かを訴えるわけでもない、奇妙な人間の姿だ。


我々がポーズをとってしまう最大の理由は、カメラにある。

カメラを向けられると、我々は否応無くポーズをとらずに
いられない身体になってしまっているのだ。

それは被写体の義務感か、それとも素の自分が映る怖さか。

もし魂を抜かれるのを心配してポーズをとる方がいたなら
それは絶対無いので安心してほしいが、とにかく現代人が
不憫な身体になっていることは確かである。

だいたい、カメラが発明される以前にポーズをとる機会は
それほどなかったはずだ。

あるとしても肖像画やなんかのモデルさんぐらいだろうし、
それにしたって経験者の数は、ごく僅かだったと思われる。

昔は、ポーズなんて存在しなかったのだ。たぶん。きっと。

それがいまや、日本全国津々浦々まで国民総被写体である。

坊主が上手に屏風の前でポーズをとっとる時代なのである。



そしてこのポーズの病は、八月になり最高潮を迎えている。

夏休み真っ只中、旅行シーズン真っ盛りであり、たとえば
国内に限定しただけでも、観光地を中心として全国各地で
「ピースサイン」が横行中だ。

しかも、それだけで飽き足らない者になると、悲しいかな、
更に珍妙なポーズを繰り広げてしまう。

北は北海道で、クラーク博士の目の前である方角を指して、





「美味しいジンギスカン屋は

 あっち方面だってよ!」






と叫ぶのである。

南は沖縄で、シーサーに抱きついたり鼻の穴に指を入れて、





「隊長、ついに謎の生命体を
 
 捕獲しました!」






と叫ぶのである。

おそらく旅の開放感からつい浮かれてしまったのだろうが、
はじける笑顔は本人だけで、周囲はただ苦笑するばかりだ。

真夏の陽射を浴びながら、そこだけすっかりクールダウン。

そんなポーズを間近で見せられたら、誰だって思わず目を
覆わずにはいられない。

そうして僕は、久しぶりに眺めていた思い出のアルバムを
静かに閉じたのだった。



(了)




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望郷アワー ~ブログとボクと、時々、オトン~

先日、父親から電話があった。

誕生日を迎えたボクに、田舎から祝いの電話をくれたのだ。

その少し前には母親からもやはり同じ内容の電話があった。

親からすれば幾つになっても子供の誕生日は特別なのだと、
子供を持ったいまなら、ボクにもわかる。

普段は離れて暮らしていて、会話をする機会も少ないので、
こんな日に言葉を交わすのは、嬉しいし有難いことである。

とは言っても、男同士の電話なのでさほど長話にもならず、
短い会話を交わしただけだが、その中でこんなやりとりが。


「お前、あれよ、妄想なんやらいうブログやったかの、
 最近、なんであんな下品なのばっかり書きよるんぞ」



実は、親父は本ブログの読者である。愛読者と言っていい。

その愛読者から、直接クレームが入ったのである。

ボクも話を聞いているうちに、いつのまにか地元の言葉に。


「まあ、ええやないの」

「そやけど、お前。ええ歳した大人が書くもんやないぞ」

「それもひっくるめての笑いやけん、ええんよ」

「仕事も忙しいみたいやけど、忙しい言うてもその一方で
 外国人のちんぽの話やなんや言うて、程度が低いのう」

「まあ、最近は確かにそっち系の話が多いかもしれんね」

「そんなんじゃ、お前、保育園でうんち、うんち言うとる
 ●●(ボクの息子)
と、ちいとも変わらんやないか」



要するに、思考レベルが三歳児と同じだぞ、と。

本ブログの愛読者ではあるものの、その前に、父親として、
人生の先輩として、ひと言物申したかったらしい。


確かに親父の言うことは理解できるし、ちょうど誕生日を
迎えて、またひとつ歳を取ったばかりだ。

単なる言葉遊びに過ぎない文章や、子供じみた文章でなく、
もっと歳相応の大人びた内容に方向転換すべきかもしない。

そんなことを思いつつ、礼を言って親父との電話を切った。



なので、今後はその辺を意識した文章を心掛けたいのだが、
とは言え、急激に変えちゃって違和感があるのも困るので、
今回は、確実に歳相応の話を取り上げたい。

それは、ボクが小学生の頃に親父から聞いた話である。

ボクと親父は28歳離れているので、当時の親父は30代半ば。

まさにいまのボクに歳相応の話だ。


できるだけリアリティを持たせるために、その親父の話を
言葉遣いもそのままに再現したいと思う。

よく解らない方言は、なんとなく雰囲気で感じてほしい。


では、どうぞ。



+++++



「ある日、皇室の殿下の身に緊急事態が起こっての。
 えらいことになったぞー言うて、お付きの者達が
 それを伝えるために殿下の元に急いだらしいんよ。

 『殿下ー、殿下ー』言うての。

 そやけど、いつもおるところに殿下がおらんかって、
 探せ探せ言うて探し回ったんやけど御所は広いけん、
 なかなか見つからんで、みんな弱ってしもうての。

 そしたら、一人がぜぃぜぃ息切らしながら来たんよ。
 『殿下おったぞ!』言うて」



「どこにおったん?」


「便所におったんと」


「便所かあ」


「発見した奴は、個室のほうから声が聞こえてきたけん、
 たぶん殿下なんやけど、自分は下っ端やし恐れ多くて
 声かけられんかったんと。
 
 みんなも便所に入っとるときに声かけるのはどうやろ、
 ということでしばらく待っとったんやけど、緊急やし、
 待っとっても埒あかんぞ、ということになってな。
 
 お付きで一番偉い奴が、そーっとノックしてみたんよ。
 
 『コンコン、コンコン』
  
 いうてな」



「そしたら?」


「そしたら『うーん…』ていう殿下のいかにも苦しそうな
 呻き声が聞こえてきての。
 
 もう、お付きの者がみんな大慌てよ。
 
 殿下の身になんかあったんやないかと言うて、みんなで
 便所の扉をどんどん叩きながら、叫んだんと。



 『殿下ー!殿下ー!!』



 言うて」



「それで?」


「そしたら、殿下が、















 『出るぞ、出るぞー。
 
  もりもり出とるぞー!』















 て言うたらしい」






「・・・」





「お付きの者は、殿下が訳の解らんこと言いよると思って
 さらに『殿下ー!殿下ー!』て叫んだわけよ。
 
 殿下は殿下で、あんまり何度も『出んか?出んか?』と
 聞かれたもんやけん、しまいには





 『ぎょうさん出とるって言いよるやろが!
 
  そんなに疑うなら後で見せちゃるけん、

  ちょっと静かに待っとけ!!』



  って、キレたらしい」






「・・・」





+++++



ボクは、この話を語り終えたときの親父の得意気な顔を
いまでも覚えている。


血は争えないものだ。

親子三代に渡って、うんちまみれなのである。



(了)




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