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2008年06月

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ウコンの力

『ウコンの力』という商品がある。

健康食品として近年注目されるウコンの名が有名になったのは、この商品によるところが大きい。僕もこの商品ではじめてウコンの存在を知ったが、初めて聞いたときは思わず耳を疑った。おそらく、日本人であればほとんどの人が僕と同じように「え?」と思ったに違いない。

「ウコンは体にいいよね」
「ウコンで元気になった」
「ウコンは実は美味しい」
「好きな食べ物:ウコン」

なんの変哲もない表現なのに、どこかおかしい。なにかがおかしい。そんな奇妙な感覚に陥ってしまうのは僕だけだろうか。

ちなみに、ハウスのホームページの商品カタログにはこんな記載があった。

『ウコンの力』商品特徴
・1本にクルクミン30mg。
・ビタミンB6、C、E・イノシトールを配合。
・さらっとマイルドな飲み口(ウコンを熟知しているハウスだからこそできる配合)。



> (ウコンを熟知しているハウスだからこそできる配合)
> (ウコンを熟知しているハウスだからこそできる配合)
> (ウコンを熟知しているハウスだからこそできる配合)

いや、同じ部分だけを何度もコピペしたことに深い意味はない。ただ「ハウスってウコンに関してよっぽど自信あるんだなあ」と。

もしかしたら商品開発中にはこんなやりとりがあったかもしれない。

===

「もうちょっとウコン多くしたほうがいいんじゃないすか?」

「いや、これ以上ウコン入れたら相当ウコン臭くなる。やめとこう」

「そうですね。じゃ、やっぱウコンはマイルドにしときますね」

「ああ。しかしようやくメドが立ったな。もうひと踏ん張りだぞ」

「ええ、きばってやりますよ!これも生みの苦しみってやつですね」

「とにかく失敗を恐れずにな。売れるかどうかなんて心配するな」

「でもウコンが売れなかったら社内でブーブー言われますよ?」

「ウコンに関しては俺が全部ケツ拭いてやるから任せとけ!」

「そりゃ頼もしいや。じゃ、逆に売れ過ぎたときの心配しときます?」

「消費者がウコンに群がって『ウコン不足で苦情が殺到』ってな」

「そうそう。いっそ日本中をウコンまみれにしてやりましょうよ!」

「なんたって俺たち、ウコンを熟知してるからな、ワハハハハハ」

「ほんと、ウコンのことは知り尽くしてますから、アハハハハハ」

===

ありえる会話だが、ずっと頭の片隅に違うモノがちらつくのはなぜだ。

とにもかくにも『ウコンの力』は立派なヒット商品になった。その要因としては日本人の健康志向の高まりももちろんあったろう。深夜のスポット枠をはじめCMを大量投下した効果もあったろう。だがそれ以上に、僕は商品名のインパクトの大きさが影響していると思う。となれば、二匹目のどじょうを狙うメーカーが現れる可能性も充分ある。

『チコンの力』とか『マコンの力』とか。

もしこんな名前の商品があったら、そこそこ売れそうじゃないか。精力増強剤とか、そっち系で。もんのすごく効きそうな気がするんだけどなあ。

まあ、なんだかんだ言って「イマジネーションの力」は凄いな、と。



(了)





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  • 2008-06-29 (Sun)
  • Note
曙太郎が総合格闘技デビューしたのは2003年の大晦日。
『K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!』でボブ・サップと対戦。
そして、1ラウンドであっけなくKO負け。

しかし倒れているシーンの視聴率は紅白歌合戦を抜いた。
ある意味、曙は偉業を成し遂げたといえるだろう。
いまも語り草になっているその衝撃的なKOシーンがこれ。



===





曙のKOシーン、その1。











曙のKOシーン、その2。











曙のKOシーン、その3。











曙のKOシーン、その4。











曙のKOシーン、その5。






===



娘はいつも決まってこの格好で寝ている。
ベイビー、僕はそんな君にノックアウトさ。




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オイニーツイキー

  • 2008-06-27 (Fri)
  • Note
何年もブログを続けてるにも関わらず。
何年もそこそこの順位で収まってる人気ブログランキング
まあ、そんなことはいいんだけど。

その紹介コメント欄でもくだらないことを書いてまして。
気が向いたときにちょろちょろ書き換えてるわけです。

でもね。
いま載せてるのはあくまでもふざけて書いただけで実際は
「なんか最近、枕がうっすら黄ばんでんなー」
ぐらいの症状しか表面に出ていない。はずだったのに。

週末、我が子にとんでもないことを言われてしまった。

息子は夜寝るとき、甘えて添い寝をしたがることがある。
いつもは妻がその役目を務めるんだけども、
このところスキンシップがあまり取れてないなと思って、
「今日はパパと一緒に寝よう」と提案したところ。

「えー、やだよ」

がーん。

だが、息子は照れ笑いをしながらそう言ってるようだったので、

「えーどうしてー、なに?もしかして恥ずかしがってんのか?」

と無理やり布団に入ろうとすると。





「パパはタマネギのニオイがするから嫌だ」





みじん切りして、溢れる涙を隠したい気分だ。




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犯行予告

いわゆる「犯行予告」とは言うまでもなく「犯罪行為を予告する行為」で、それはれっきとした罪だ。

場所・日時などを特定した爆破予告や、個人名等を名指しした上の殺傷予告などを指す。
通常は脅迫罪に問われるが、爆破予告や無差別殺害予告の場合、脅迫の対象が広範囲に及ぶため威力業務妨害罪に問われる。
(『Wikipedeia』より)


にも関わらず。

「秋葉原の事件後、ネット書き込みで犯行予告17件を検挙・補導」(時事通信)

なんとも信じられない事態になっているのだった。開いた口が塞がらない。
軽はずみなのか覚悟の上なのかは知らないが、とにかくばか者が多すぎる。

書き込み完了の送信ボタンを押す前に、一度よく考えるべきだ。
悪いことは言わない、犯行予告なんて愚かな行為はやめなさい。
冗談のつもりでも冗談でなくなってしまうことを認識しなさい。
たった一行の文章で人生が狂ってしまうことに気づきなさい。

けれども、こんなちっぽけな場所で僕がいくら説教を垂れても無駄だろう。
これだけ社会的に話題になってもなお追随する輩が後を絶たないのだ。
今後も、ネットの掲示板で犯行予告する大ばか者が現れるに違いない。

あ。
もしかして、こんな記述は「犯行予告予告」になるのか。

ものすごく広義に捉えれば“犯罪を予告する行為を予告”したともいえる。
僕も通報されてタイーホされてしまうのでしょうか。あらやだ。

いやいやいやいや、これは予告などではない。
ただの“犯行予告に関する個人的な推測”だ。
いちおう念のため、ちゃんと言っときますけど。

しかしまあ、こんな些細な表現ひとつとっても慎重に考える必要があるわけで。
つくづくインターネットというメディアの怖さを思い知らされる。
ほんと気をつけよう。

それにしても、まったく嫌な世の中になっていると思う。
ひとつの犯罪がさまざまなメディアの力を借りて多くの似た犯罪を生んでいる。
尻に蒙古斑を残してるようなガキが、立派な模倣犯になっているのである。

そもそも便乗して似たような犯行予告をすること自体、ださい。ださすぎる。
どうしても予告を書き込みたいのなら、せめて人と違う内容にしろと言いたい。




「歴史に残る肩たたきをして溜まった疲れをぶっとばす」
「横浜駅東口のどこかで腹を爆破するくらいご馳走する」
「夏休みに実家を襲撃して嫌というほど孫の顔を見せる」

etc.



いわゆる「孝行予告」だ。

親を悲しませる暇があったら喜ばせてやれ。



(了)




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トトロ

深夜に帰宅途中、一本道の向こうから大声が聞こえてきた。
どうやらそれは歌声のようだった。

見ると前方に、僕と同年代ぐらいのサラリーマンらしき男が。
スーツが着崩れるほど泥酔しており、千鳥足で足元ふらふら。
ろれつが回ってなかったが、男は上機嫌そうに歌っていた。
『となりのトトロ』のテーマ曲だった。

「あぁーるぅーこぉー♪あぁーるぅーこぉー♪」

大声で堂々と歌っていた。
まともに歩けてなかったけど。

男はそのフレーズだけを延々繰り返していた。
ただひたすら「歩こう♪歩こう♪」を連呼。
もしかしたら思うように歩けない己を鼓舞していたのかもしれない。

あまりに繰り返すので「何か別の意図でもあるのか?」とも思えてきた。
たとえばこういうことだ。



じつは「アルコール!アルコール!」と言っている。



いわゆる「もっと酒持ってこい!」というやつである。
人は酔えば酔うほど体が勝手に酒を欲するようになると聞く。
べろんべろんに酔った彼にとって、もはや酒の種類や銘柄など関係ないのだ。
とりあえずアルコールが入ってさえいれば何でもいい。
それが「アルコール!アルコール!」になったとしても不思議ではない。

だが気分が良いのは本人だけで、その場に出くわした人間にはいい迷惑だ。
なにしろ壊れたレコードのように「歩こう♪歩こう♪」を繰り返すのである。
そのくせ、前に進めないほど泥酔して通行の邪魔にもなっている。

道行く人は一様に怪訝そうな顔をしながら通りすぎていった。
僕も皆と同じく、男の回りを避けるようにしてすれ違った。

夜の静寂の中、否が応でも背中越しに聞こえる「歩こう♪歩こう♪」。
いい加減うっとおしいので、歩くペースを速めようとしたとき。
ふいに異変が起こった。

「あぁーるぅーこぉー♪あぁーるぅーこぉー・・・・・・」

と歌ったきり、しばし沈黙が訪れたのだ。
おや?と思って振り返ってみると。
男が息を大きく吸い込んでいた。
そして、一段と大きな声で叫んだのだった。

「わたっしわぁー♪げぇーんきぃー!!」

続きのフレーズを思い出せて、よほど嬉しかったのだろう。
男は満面の笑みを浮かべていた。
だが、次の瞬間。



豪快にゲロ吐いた。



ぜんぜん元気じゃなかった。



(了)




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散らかす

「散らかす」という言葉が気になっている。
「食い散らかす」とか「脱ぎ散らかす」とか「読み散らかす」とか。
そういった意味での「散らかす」。
バラエティ番組では「禿げ散らかす」がすっかり定着した感もある。
ではなぜ、僕はこの「散らかす」が気になってるのか。
それは、この言葉を耳にするたびにある楽器を思い出すからだ。

「マラカス」

まず言葉自体が似ている。チラカスとマラカス。実に75%もの一致。
また、マラカスの使用イメージはなんだか散らかしてるように見える。
もちろん本当はきちんとした奏法があって奏者には技術も必要だろう。
だが僕の中でマラカスは“カラオケで酔ってやみくもに振る楽器”だ。
マラカスには雑然として散らかったシーンでこそ馴染む何かがある。

それにしても、改めて考えると「マラカス」ってのは淫靡な響きだ。
なにしろ「マラカス」である。マラ、カス。
「マラを貸す」のか「マラと化す」のか。
それとも単純に「マラに溜まったカス」か。

いずれにせよ、そんな名前のモノを手に握り小刻みに動かすのである。
シャカシコシャカシコ、とリズミカルに激しく上下させるのである。
嗚呼、いやらしい!
なんていやらしいのでしょう!!

なので、僕はマラカスを振り回す女に欲情する。

んなこたない。



って、なんなんだこの文章は。
家族はもとより、同僚や取引先、保育園の父兄にまで読まれてるのに。
豪快に下ネタを書き散らかすなんて…。
ものすごく、やらかした気がしている。



(了)



【おまけ映像(バカリズム『野球官能小説』)】

※携帯からは視聴不可。




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ハプニング



いま、ちょっと気になってる映画がある。
M・ナイト・シャラマン監督の最新作『ハプニング』。
僕は「監督」で映画を観ることが多いのだが、シャラマンもそのひとりだ。
いや正確には、そのひとり“だった”。

『シックス・センス』(1999年)⇒劇場観賞
『アンブレイカブル』(2000年)⇒劇場観賞
『サイン』(2002年)⇒劇場観賞
『ヴィレッジ』(2004年)⇒未見
『レディ・イン・ザ・ウォーター』(2006年)⇒未見

要するに『シックス・センス』を映画館で観て面白かったので『アンブレイカブル』も観に行ったのだが正直「うーん…」と思ってしまい、でもその次の『サイン』も話題になってたのでまたまた劇場へ足を運ぶも大いに失望し、それ以来、シャラマン断ちをしていたのである。『ヴィレッジ』も『レディ~』も評判悪かったし。

だが、しかし。
20世紀FOXのオフィシャルサイトにあったトレーラーを観たいま、かなりそそのかされている。
シャラマンお得意の“ディザスター・サスペンス"。
恐怖の理由がわからくて倍増する“見えない脅威"。
ここまで見たらオチまで知りたいという“興味本位"。
ただトレーラーが良く出来てるだけなのか、それとも実際に本編も良い映画なのか。

まあ、サイドメニューにちょっと変わったブログパーツも貼ったことだし、最近めっきり映画館へも行ってないし、久しぶりにシャラマン作品を観てみようかなあと



と、ここまで書いたところで、ちょっとしたハプニングが。

『シックス・センス』を観に行ったときからずっと、つまりこの10年ものあいだ、僕はこの監督の名前を「シャラマン」と覚えていたのである。

違った。
「シャマラン」だった。

× M・ナイト・シャラマン
○ M・ナイト・シャマラン

そのことに、いまはじめて気づいた。
これまでずっと「シャラマンの映画はさあ…」って得意気に語ってた。
思わずインド人もびっくり!な間違いだ。
たしかによくよく考えてみたら、ラマンて。
愛人かよ。
超はずかしい。
シャレナラン。




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サッカー三昧

  • 2008-06-17 (Tue)
  • Note
週末はサッカー三昧だった。

===

日時:金曜深夜
大会:欧州選手権(EURO)グループリーグC
対戦:「イタリア vs ルーマニア」「オランダ vs フランス」
場所:自宅(テレビ観戦)

[感想]
興奮。
世界のトップレベルは本当に凄いなあ、と純粋に思った。

===

日時:土曜夜
大会:2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ アジア3次予選
対戦:「タイ vs 日本」
場所:自宅(テレビ観戦)

[感想]
安堵。
快勝するも内容に不満、日本ももっと頑張れよと思った。

===

日時:日曜夕方
大会:2008 Jリーグ Devision2 第20節
対戦:「横浜FC vs FC岐阜」
場所:ニッパツ三ツ沢球場(生観戦)

[感想]
落胆。
やる気はあるのか。同じサッカーとは到底思えなかった。

===


■総括
観戦試合のレベルが下がっていき、次第に観るに堪えなくなった。
だいたいホームなのにだらしなく負けるなんて、どういう了見だ!
せめて応援し甲斐のある試合をしろ!6戦勝ちなし?ふざけるな!


===

日時:日曜夜
大会:親子フレンドリーマッチ
対戦:「ウチダ vs 息子」
場所:横浜駅近くの公園(フル出場)

[感想]
疲労。
リフティングもろくにできず、開始10分後には息あがる。

===


■再総括
レベルがどうこうとか偉そうなこと言ってすんませんでした!
自分でボールを蹴って改めてプロの凄さがよくわかりました!
ひと握りの選ばれた人しかなれない職業だと再確認しました!
ほんとうに申し訳ないっす!心の底からまじリスペクトっす!



でもでもでもでも。
頼むからそろそろ勝ってくれ!
ヨコハマ!!


===



追記)
今夜はイタリアの勝ちにBET。




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インカム

  • 2008-06-15 (Sun)
  • Note


イベント業務にインカムは必需品だ。
仕事がら幾度となく使ってるが、いまだにどうも落ち着かない。

胸元のピンマイクで離れたスタッフとこそこそ連絡を取り合ってると、なんだか国家機密を扱う重大な仕事でもしてるような気になるのだ。

SPとかCIAとかFBIとか、シリアスな映画でよく見るシーンをつい自分にだぶらせてしまう。
眉間にシワ寄せて声を潜めて「なに!?」みたいな。

でも実際は「バイトの弁当が足りない」とかそんな話だったりする。

あ、もしかしたら男子バレーの植田監督も本当はしょうもない連絡を耳にしてたのではないか。

「監督、昨日のキャバ嬢、会場来てますよ!」とか。

そらガッツポーズも力強いわ。




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私の頭の中の消しゴム

  • 2008-06-13 (Fri)
  • Note
また頭痛ネタで恐縮だが、MR検査を受けた感想を書いておきたい。
ことのほか貴重な体験だったからだ。
率直に言うと“頭の中を診る精密機械”の怖さったらない。
まじこえええ。

いや、最初は全然なんともなかったのだ。
「エムアール?どんとこい!」みたいな気概で。
でも専用衣に着替えさせられたり注意事項の説明を受けたりするうちに、健康診断しか経験ない僕は「こりゃ大掛かりだぞ」と思いはじめた。

専用台に仰向けになる前に「閉所恐怖症とか大丈夫ですか?」なんて聞かれて、全然平気だったのにそんなふうに改めて聞かれたら逆に気になるだろ!ばか!!
メガネ外したら実は可愛かったクラスメイト、みたいに急に閉所を意識しだした。

はやくも冷静でいられなくなってるところに頭と体を固定される。
頭のところの隙間にはスポンジまで挟まれて、あからさまに身動きしちゃ駄目!という制限がわかっちゃいるけどなんとも苦痛。

「目を、、、閉じてください」
「はい・・・」
シーン。
「では、、、はじめます」
「はい・・・」
シーン。

係の人もイジメかと思うほどたっぷり間を取りやがる。
お前は浅野温子か。

そして緊張感が最高潮に達した頃。
ウイーーーーン、といきなり台が自動で動き出した。
穴蔵みたいな狭いスペースに吸い込まれていくのを感じたとき。
一気に体じゅうがモゾモゾー、ゾワゾワーってなって。

「うわああああああああああ!!」

と叫びたい衝動に駆られた。
このまま20分もじっとしてるなんて無理!と本気で泣きそうになった。
急遽、当初の「どんとこい!」も「Don't cry!」に変更。

検査がはじまると今度は嫌な機械音が耳元に響きはじめた。
まあ、この件はたしかに検査前の段階で伝えられてはいた。
耳栓を勧められたが「ま、気休め程度ですけど」なんて言うから断ったのだ。
そしたら、あーた。
なにこれ?なにこの『時計じかけのオレンジ』
もうひたすらに大後悔。大海原。はるかかなた。

そんな状況なので、気を紛らわそうにも上手くコントロールできず。
嫌な音が頭に響いて、思考はむしろ悪いほうへ悪いほうへ向かっていった。

「いま停電になったら俺はどうなるんだろう?」とか。
「改造人間になるときはこういう感じなのか?」とか。
「もしこれが棺桶だったら…((((;゚д゚)))ガクガクブルブル」とか。

やばいやばいやばいやばい。
もっと明るくて楽しい想像を!前向きで清々しくてポップな連想を!
必死で格闘するも、そんなときに限って『私の頭の中の消しゴム』を思い出しちゃったり。

まずいまずいまずいまずい。
消しゴムなんか入ってない!入ってない!入ってない!
違うこと考えろ!せめて違う解釈して気を散らせろ!
で、ふと頭に浮かんだのが。

『私の頭の…中野、消しゴム』

国語のテスト中に問題文を小声でぶつぶつ読んでて「私の頭の…」まで読んだところで机の上の消しゴムが床に落ちて前の席まで転がったので前の席の中野君に拾ってもらおうと思って、こっそりシャーペンで背中をつつきながら「中野、消しゴム」と囁いた―。

そんなイメージがパーッと。

ちなみにその後、見回りしていた教師に「おい、そこテスト中に私語はしない!」って注意されて、首すくめて「テストはじまってまだ20分なのに消しゴムないと困るなあ」と思っていると、いきなり中野が後ろを振り向いてニカッと歯ぐき剥き出しで笑うやいなや、自分の頭をカパッと開けてヌメヌメに湿った消しゴムを取り出し、無理やり「僕のでよければどうぞ」と渡されて「えーーー!?」って展開。
ていうか、中野って誰だよ。

とにかく、ずっとそんなふうに頭ん中がテンパってたのだった。
頭の中を写す装置に入ったがために脳みそフル回転させられるなんて皮肉だなあと思いながらも、いい経験させてもらいました。

あと、やっぱりなんだかんだ言っても、頭痛くなるくらい脳みそ使ってナンボだな、と。




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ぐるぐるぐるぐる

  • 2008-06-10 (Tue)
  • Note
まずは前々回の記事に関するご報告。

おかげさまで、頭は良くなりました。

こう書くとバカっぽいが、ともかく何も異常なかった。
取り越し苦労っつうか船越英一郎っつうか、健康そのものだった。
老化もなく大変キレイな脳です、とお墨付きまで頂戴した。
なんだか逆に照れるぜ、おい。

でも病院に行ったときは本当に頭割れそうに痛かったんだけどなあ。
医者曰く、真の頭痛ってのは薬なんかで痛みはひかないらしい。
「あなたのような症状の場合、大半の人は日常生活でやりくりしてますよ」
みたいな言い草で。

「あれ?俺、へタレ?」

そう思わずにいられなかった。
じゃあいったい他の人はどれくらいの痛みで「痛い」と感じているのか。
もしかして皆にはなんでもない痛みなのに僕だけ痛がってるのだろうか。

そんなことを考え出すときりがなくなる。
なにも「痛み」だけじゃない。
「喜び」も「悲しみ」も「楽しさ」も「寂しさ」も、その他諸々も。
あらゆる感情やら感覚が、まったくもってわからなくなる。

同じものを見聞きし体験し感じても、その度合いは人によって異なる。
どれだけ想いを巡らせても相手の気持ちを正確に測ることはできない。
「自分だったらどうだろう?」と置き換えることしかできない。
その置き換えさえも、自分のモノサシを使ってやるしかない。

身も蓋もない話かもしれないが、人は人であって、自分は自分だ。
人を完璧に理解することも自分を完璧に理解してもらうことも不可能だ。
でもだからって、そこで関わりを放棄するのは絶対に間違っている。

それでもなお、相手をわかろうとし、自分をわかってもらおうとする。

幸も不幸も、人と人とが運命的に絡み合うことで初めて生まれる。
ざっくり言うと、それを繰り返すのが『人生』なんじゃあなかろうか。
人生とは“人が生きる”ことではなく、“人と生きる”ことではないか。

例の秋葉原のニュースを見ながら、そんなことをぐるぐると考えていた。
そしたら、また頭が痛くなった。

なので、やっぱり僕はくだらないことを考えてるほうが良さそうだ。
「『エレクトリカルパレード』より『エロトロピカルパレード』を見てみたい」
とか、そういう感じ。




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王様の耳はロバの耳

息子には、まだ“遠慮”や“配慮”といった思考は備わっていない。
ましてや“社会における暗黙のルール”なんてまるでわかっていない。
まだ5歳だし、ある程度は仕方のないことだ。

だが、しかし。
便意を催して駆け込んだトイレが満室で、やっと空いた個室に入った瞬間、

「うわっ、くっせーーー!」

とトイレ中に響き渡る声で叫ぶのはどうかと思う。
まさに無邪気である。邪気がない。

保護者として同伴している僕は、どうにもばつが悪い。
すぐそこで手を洗っている前任者の背中に黙して詫びるほかない。
貴方の頬に光るのは手洗いの水しぶきですか?それとも涙?

“状況を汲む”ことを知らぬ息子に、なんとかわからせようと試みる。
「お前が言われたらどう思う?」と自分に置き換えさせたりしてみる。
が、しかし。

やっぱ臭いわ、じっさい。

強烈な残り香が漂うのは事実で、ともすれば地味なテロ活動かと思う。
たしかに大人の分別がないと生理的に反応してしまうことは否めない。

ときとして、僕もついつい直情的になってしまいそうになる。
大の大人でも声を大にして言いたくなることがあるのだ。大の現場で。
誰に言うわけでもないが、言いたくて言いたくてたまらなくなくなる。
息子のように、思ったことを思ったとおり、そのまま口に出してみたい。

限界まで我慢するのは、便意だけでじゅうぶんじゃないか。
どうせなら、身も心もすっきりしたいじゃないか。
地面に穴を掘って「王様の耳はロバの耳」と叫んだあの床屋のように。
僕もどこかに穴でも掘って、思いっきり大声で叫びたい。

と思ったら、目の前におあつらえ向きの穴があった。

けれども僕はその穴に向かって「くっせーーー!」と叫ぶことはしない。
なぜなら、便器に臭いと叫んだところでバカにしか見えないからだ。



(了)




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頭痛のたね

  • 2008-06-04 (Wed)
  • Note
昨夜、就寝前にいきなり頭ががんがんしてなかなか眠れず。

もともと偏頭痛持ちなので、たまーにあることなんだけど。
それにしても昨日のがんがんは、あまりにひどくて。
がんがんがんがんした挙句、吐き気までして夜中に吐いた。

朝になってもまだ少しがんがんしてたので、さすがに心配になり。
会社に着いて早々、ネットで調べて近所の病院へ駆け込んだ。
症状をひととおり説明し、ハイライトシーンを少し誇張して伝えた。

「初めてのことなんですが…夜中に思いっきり吐いちゃって」

すると、それまで黙って聞いてた医者がぼそっと言った。



「おーっと」



もしかして、それは「嘔吐」と引っ掛かけてるのか?
さすがに流したけど、つっこんだほうが良かったのか?
まさか。
まさかねえ。

ちなみに、診察結果は「ま、よくあることです」的な感じで。
出された処方箋を飲んだら、だいぶ落ち着いた。

でもちょっと心配なので、いちおうMR検査もすることに。
幾らか知らないまま予約したけど、いま調べたら結構高い。
まあ、安心を金で買う方向で。

とはいうものの、ここんとこ金欠なんだよなあ。
どうやってやりくりしようかな。
ほんと、頭いたい。




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休日の公園にて

  • 2008-06-02 (Mon)
  • Note
週末、息子と近所の公園で自転車に乗る練習をしていたら。
しばらくして、同年代の親子(父娘)が同じく自転車の練習にやってきた。

その父親というのが最近では珍しく?厳格な態度で娘に接していて驚いた。
娘がいくら転んでも、めそめそしててもずっと腕組みしたまま。
怖い顔で叱咤と激励を繰り返し、女の子だからといって容赦しない。
転んで泣いて、子供は心身ともに結構ぼろぼろになったにもかかわらず。

「あきらめたら、そこで終わりだぞ」

って、安西先生みたいなことを言ってた。

やがて、それでもなかなか上達しない娘に業を煮やしたらしい父親が
「もうやめるか?自転車に乗るのやめて、帰るか?」
と突き放すようなことを言いだした。
したら、娘も娘でしゃくりあげて泣きながら。

「お父さん…自転車に乗りたいです…」

って、三井寿みたいなことを言ってた。

なんともスラムダンクな親子だった。




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