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200808

新説・赤ずきんちゃん

  • 2008-08-20 (Wed)
  • Note

「おばあちゃん、なんて大きな腕をしてるの?」
「それはね、お前をより強く抱きしめられるようにさ」

「おばあちゃん、なんて大きな足をしてるの?」
「それはね、より速く走れるようにさ」

「おばあちゃん、なんて大きな耳をしてるの?」
「それはね、よりしっかり聞こえるようにさ」

「おばあちゃん、なんて大きな目をしてるの?」
「それはね、よりよく見えるようにさ」

「おばあちゃん、どうしておなかに傷があるの?」
「それはね、、、」










「お前を生んだためさ!!!」











『61歳実母が代理母で出産 国内最高齢か』
(日テレNEWS24)







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涙腺

最近、どうにも涙腺が緩くなってて困る。

例によって北京オリンピックの話なんだけど。
もともとスポーツ系の感動に弱くてすぐ熱いものがこみ上げてくるたちだが、今回の五輪ではどうもそれが酷くなってるみたいだ。

柔道、競泳、体操、卓球、レスリング、その他諸々で何度グッときたことか。
観戦中はずっと平静を装っているが、実はけっこうな頻度で鼻の奥がつーんってなる感覚を味わっている。

普段そんなに関心ないスポーツも、オリンピックだからって熱心に見て。
ルールも知らずにハラハラしたりハッとしながら固唾を呑んで見守って。
勝ったら勝ったでグッときて、負けたら負けたで、これまたグッとくる。
んで、引率のおねーさんの美貌を見るにつけパッと恋に目覚めてしまう。

トシちゃんも真っ青なんである。

ほんとに自分でも笑っちゃうほど涙腺ゆるゆるなのだが、その大きな原因のひとつとして「そもそも己のスポーツ全般の観かたが変わってきている」というのがあると思う。

ちょっと前までは「応援してるほうが勝つかどうか(日本人がメダルを取れるか否か)」もしくは「優勝するのは誰なのか(世界新記録に立ち会えるか否か)」みたいな、よく言えばクールでドライな視点でスポーツを観戦していた。

そんな僕が、いまではこんな気持ちで観戦しているのである。



「出てるだけで、あんたら、すごい」



これ単純だけど、とても大事じゃないか思いますね。

若干、セルジオ越後っぽい語り口になってしまったけどさ。
それくらい、ほんとに重要な観戦スタンスだと思う。
だいたい何のスポーツにしろ、テレビで中継されるほどの大会であれば、それに出るってことがどんなにすごいことか。
テレビ画面に映っているアスリート達は、いずれも選ばれし人々なのだ。

それがあーた。
オリンピックよ?
世界規模のスポーツの祭典よ?

「オリンピックの舞台に立ってるだけで、すげえ」アスリート達が、一世一代の最高のパフォーマンスを発揮しようとしてる時点で拍手モノなんである。
なんだか当たり前のことを真面目に書いてるだけなんだけど、とにかくそれだけでもう泣けてくるのである。

あの選手にもこの選手にも、オリンピックの舞台に立つまでのドラマがあり、それはもちろん日本人以外の選手にだってドラマがあるわけで、もっと言うと引率の綺麗なおねーさんにだってドラマがあるんだろうし、たぶんきっと開会式の口パクにさえ想像を絶するようなドラマがあったんだろう。あってくれ。

だもんで、オリンピックの舞台に立ってから、つまり、さまざまなドラマを背負ったアスリート達同士が行う試合の展開までもがドラマティックだったりした日にゃあ!
ていうか、往々にして試合のほうが圧倒的にドラマティックなわけですよ。
もともとドラマティックな舞台裏があり、その背景があるがゆえにオリンピックの舞台上でドラマティックな展開が起こるわけで、もう見てるほうとしてはあまりにドラマティック過ぎてロマンティックが止まらないわけですよ!だけどもそれは僕らが望んでたことなんですよ!世界はそれを待ってるんですよ!サンボマスターなわけですよ!


昨日も家族でプールへ向かう車のラジオでオリンピックの女子マラソン中継を聞いてて、ちょっとやばかった。

ラドクリフが止まって、また走り出して、なんとか完走した。

という音声のみの放送を聞いただけで、涙腺が緩んでる自分がおるのである。

最初は「あれ、土佐は?中村は?」みたいなノリで聞いてたのに。
ラドクリフって聞いても「よくレースに復帰できたよなあ」程度にしか思ってなかったのに。
トップがゴールして、2位と3位がデットヒートして、その後も続々とゴールして、中村もゴールして、自分のなかで女子マラソンが終わったなーってときにラドクリフのことが実況されて。
ゴールしました、と。涙流しながらゴールしました、と。
前回は涙の棄権で、そして今回も、やっぱり涙だった、と。
ただ今回は痛みに耐えて最後まで走ったと。完走した、と。
んで、解説の増田明美さんが「ゴールしないとラドクリフさんのオリンピックは終わらなかったんだと思います」みたいなことを言った瞬間、一気に涙腺がゆるゆるを通り越してがばがばになって、家族に気づかれやしないかとひやひやしたのだった。


で、実はここからが本題なんだけど。

「涙腺」ってそれだけで聞くと、どっかの国の選手の名前みたいじゃないか。



+++



「さあ、ここからだ、ルイセン!!」

「だいぶ脆くなってきましたねー」

「ここは踏ん張りどころですね?増田さん!?」

「かなりフォームが乱れてきてますから、そうとう苦しいんだと思います」

「たしかルイセンには、大きな息子さんがいるんですよね!?」

「ダエキセン君という13歳になる男の子なんですが、今日も客席で涎を垂らしながら見守っていると思いますよ」

「さあ、一人息子も見つめる中でルイセン!ここを堪えられるか!?」

「ルイセンさんは、小さい頃貧しくてシューズを買うお金も無かったそうです」

「おーっとルイセンよろけた!いまバランスを崩して右に大きく傾きました!」

「奨学金を得て大学に進んだんですが、そこでも先輩からイジメにあいまして」

「あーっと!ルイセンが見た目にも目いっぱい緩んできた!もう限界かー!?」

「シングルマザーとしてひとりで子供を育てながら競技を続けてきたんですよ」

「すでに表面張力だけで踏ん張っている状況だ!ルイセン、我慢できるか!?」

「ルイセンさんは今朝、その息子さんから『ママがどんな結果になっても僕には金メダルだから』と言われたそうです」

「ゴーーーーール!ルイセン、たったいまゴールしましたー!!」



+++



って、完全にやられとるな、俺。
北京オリンピック熱に。



(了)



【追記】

知ってる人も多いと思うけど。
これを読むと北京オリンピックをいっそう楽しめるはず。

“ほぼ日”の『観たぞ、北京オリンピック!』

ま、僕くらいのルイセニストになると読むだけで涙腺ゆるゆるですわ。




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CG

  • 2008-08-13 (Wed)
  • Note
北京オリンピックの開会式、花火の映像がCGて。
さすがにこれは駄目だろう。
世界中の視聴者に対して、そんな欺き方はしちゃあいかんだろう。
それともなにか?
CGってのは、もしかして「C(中)G(国)」の略なのか?
ちょっと、強引か。

それにしても、この居心地の悪い“してやられた感”は何かに似てるなーと悶々としてたのだが、さっきやっと思い至った。
これはあれだ、ハリウッド映画とかでよく見かける「監視カメラに映る映像を差し替えられて現実とは違う映像がずっと映ってるのに、それに気づかないでのほほんとしてる警備員」に似てるのだ。
事のすべてが終わった頃にやっとカラクリを知って「オーマイガッ!」とか言いながら慌てて警備員室を飛び出す、みたいな。
あと「このCG、一年かけて準備しました」ってエピソードも逆に「それっぽい」気がして嫌だ。

いずれにせよ、ふつうに「すげえ」とか思ってたぶん、がっかり。
C(超)G(がっかり)。




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再び、五輪に首ったけ

  • 2008-08-11 (Mon)
  • Note
北京オリンピックがはじまって思うこと。


・スポーツはやっぱり素晴らしい

・4年って意外とあっという間

・民放のアナウンサーうざい

・時差がほとんどないので逆に見られない

・そういえばアテネのときもブログやってたな

・ピーターファンデンなんたら、また出るのか?

・「菅井」とか「前田」って苗字の選手、メダル取らないかな?

・「星野ジャパン」とか「反町ジャパン」とか、てんで予想外

・ブブカ、開会式出てたな。あとVistaはやっぱブブカだった

・こうやって振り返るとなんだか感慨深いなあ

・ていうか、4年もブログやってんだ、俺

・4年前と書いてる内容があまり変わらないことにびっくり

・アスリート達が記録を残そうとしてあんなに輝いてるのに

・記録を残せずに悔し涙を浮かべる選手だっているのに

・記録(記事)が残ってるぶん、自分の進歩の無さに凹む

・この4年間で俺、ぜんぜん成長してないじゃん

・今年は盛夏なのに何の成果も出せてないっていうか

・聖火を見てて、ふとそんな気になった

・気のせいか




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赤坂サカス

  • 2008-08-07 (Thu)
  • Note
仕事の打ち合わせで東京放送(Tokyo Broadcasting System,Inc.)に行ったのだけれど、ふだんTBSなんて行かないので赤坂駅に着いた瞬間にこれでもかとアピールしてくる赤坂サカスの存在感にたじろぐと同時に、その場の華やかさに一瞬、オノボリさんのような浮わついた気持ちになったものの、ふと「赤坂サカス」って言葉の響きは「ニコラス・ペタス」に似てるなと思ってしまい、一気に気分が萎えた。

実はそんなに似てないのに。

それはたとえば渋谷駅で待ち合わせするときに「モヤイ像の前で」と言われたにも関わらず「リア・ディゾンの前?」と聞き返すほどの似てなさなのだが、あのとき僕の脳裏に「押忍!」と挨拶するペタスの姿がよぎったことは紛れもない事実なのである。

なのである、というほどのことではないんである。

いずれにしろ、こういった愚考は得体の知れぬテンションの高さに由来するのだが、悲しいかな僕の日常生活では頻繁に起こりうることであり、ちょっと前にも何かの拍子で「インリン・オブ・ソイジョイ」というスーパーくだらない駄洒落を思いついたのだけれど、そのくだらなさ加減に思わずガッツポーズし、次の瞬間にはそれが混じりっけなしのオリジナル作品であることを確認するために「まだ誰も思いついてませんように」の願いを込めて即効でネット検索していたのだった。

<「インリン・オブ・ソイジョイ」の検索結果>

・・・。

えー、暑い日が続いておりますが皆様くれぐれもご自愛ください。
それでは、ごきげんよう。




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フィギュア

  • 2008-08-05 (Tue)
  • Note
なにはともあれ週末の東京ビックサイトのエスカレーター事故である。

僕は現場に居合わせたわけでもなくインターネットでニュース記事をかいつまんで読んだ程度なので詳細まではわからないが「フィギュアのイベント」というだけでなんとなく事故当時の画が容易に想像つくのはどうしてだろう。

そしてこの事故に関して書かれた各記事の行間には、なんとも言えない悲しさというか、儚さというか、虚しさというか、憐れさというか、馬鹿馬鹿しさというか、自業自得さというか、むさ苦しさというか、関わりたくなさというか、気持ちの悪さというか、汗かきデブっぽさというか、もやしっ子っぽさというか、コスプレっぽさというか、引きこもりっぽさというか、特異な生活習慣が招いた足腰の弱さというか、リュックのパンパンさというか、童貞率の高さというか、そういった諸々が内包されているように思った。

ま、偏見だけど。

あえてこの事故を無理やりにでもフォローするならば、なんだか芥川の「蜘蛛の糸」みたいだなあ、と。芥川もまさか自分の書いた話がフィギュアとエスカレーターの組み合わせで実現するとは夢にも思わなかっただろう。龍ちゃん、ビックリ。聞いてないよー、である。

ま、フォローになってないけど。

いずれにしろ、この事故に関する記事はどれも含み笑いを堪えてるようにしか見えない中、異彩を放つ記事を発見。


『まさかのエスカレーター事故に会場騒然――「ワンダーフェスティバル 2008[夏]」』
(+D Games)



媒体の特性上、イベントレポート記事の体裁をとってるからなんだろうけど、一般紙が「フィギュアのイベント」で済ませているところを、この記事では「日本最大の造形の祭典」と書いている。

造形の祭典て。




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