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2009年02月16日

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「今年35」からの逃避

前回書いた記事を読み返しながら、書いている内容がくだらないにもほどがあるなと苦笑しつつ、本文の主旨とはまったく関係ない「今年35?昭和49年生まれ?」のくだりで思わず狼狽してしまった。

35て。

書いてるときは何とも思わなかったんだけど「35」つったら結構な年齢じゃないか。そこそこのボリュームだ。それなりに、こう、年輪を刻んできてる感がある。要するにまあ、いい歳してなにやってんの、と。あらためて己の年齢とちゃんと向き合ってみると、さすがに出川じゃなくても言いたくなるよ。

「やばいよまじで」

具体的に何がどうやばいのかと言うと、具体的なやばさ加減を自分自身でちゃんと把握できてない、ってのがやばい。正直なところ「ええと、今年で35になっちゃうんですけど、いいすか?」って感覚がありあり。あれよという間に息子は今年から小学生なのに、ブログなんてしこしこ書き散らかしてんじゃねえよ、と。一人称で「僕」はないんじゃねえの、と。『R25』を愛読して「今週も勉強になったわー」とか、ない。よく「お前には10年早い」って台詞を聞くけど、俺(さっそく改称)の場合は間違いなく10年遅い。

だけど冒頭で書いたように客観的に見たら、っていうか事実として俺は「昭和49年生まれ」なわけで、こうやってぼんやり「昭和49年」って表記を見てるだけでなんだかノスタルジックな気分に浸れるっていうか、駄菓子屋の香りが漂ってくるっていうか。画面がセピア色に褪せて見えても反論できない世代だと思う。

ただ、これだけは若い人達に勘違いされたくないんだけど、持ってる写真は全部カラーです。あと、巨人も大鵬も卵焼きもそんなに好きじゃないです。東京オリンピックも学生運動も知りません。「欲しがりません勝つまでは」とか言った覚えもないですし、髷なんて結ったことないです。戦にも一揆にも参加したことなければ、土器を作ったことすらありません。エラ呼吸なんてもってのほかです!

時間感覚の話に戻っていえば「平成生まれが成人かー」って言ってたことですら、もはや過去の話だもの。もう21歳になってる平成生まれが存在してるわけです、実際問題。そりゃ阿藤快じゃなくても言いたくなるよ。

「なんだかなー」

最近そういったどうしようもないほどの早さで過ぎゆく時の流れみたいのを自分の中に取り込めなくて完全にうろたえてる。ほんと、朝起きてぐーっと背伸びしただけで背筋が攣(つ)るとか、ありえない。

でも、いま30代半ばの男ってのはだいたい似たようなもんだと思う。ところどころ体にガタがきはじめてるけど「ちょい悪オヤジ」になるには少し早い。かといって若者ぶって羽目を外すのも無理がある。それなりに大人らしく振舞わなきゃと思うんだけど、振舞うだけの金も威厳も無い。その一方で、頭の片隅にはまだ「ちんこうんこおならぷー」で爆笑できる感覚も残っている。まったく、中途半端なことこの上ない生き物なのだ。だよね?

それに比べるともう、女ってのは逞しいこと山の如しだ。俺みたくうろたえてる男どもを尻目に「私らしさ」を上手く見せる術を持っている。いや、むしろ自分達の都合の良いように“独自の道”を切り拓いている。

たとえば、光文社の女性月刊誌ルート。

「JJ」⇒「CLASSY」⇒「VERY」⇒「STORY」⇒「HERS」

この、特定の世代をひとくくりにして共に奮い立たせようとする(あるいは慰めあおうとする)パワーは相当なもんだと思う。言わば、世代別プロパガンダ。

特に「HERS」に至ってはアンタッチャブルなゾーンに踏み込んだ感がある。


今までの人生で培ってきた価値観を、もう一度見直してみる世代である、40代後半~50代の女性に向けた、新しい女性誌「HERS(ハーズ)」が創刊になります。「JJ」が創刊した1975年に18歳だった少女たちが50歳になります。「CLASSY」「VERY」「STORY」と年代によって媒体を変えてきた女性たちが次に求める情報を提供していきます。
(紹介ページより引用)



ちなみに最新号(2009年3月号)のテーマはこうだ。


「まだ50」と「もう50」を使い分けて
ズルく、可愛く、美しく。




なんだかもう、ここまで来ると個人的には「参りました」としか言いようがない。「このへんで勘弁してください」と懇願したくなる。だってそうだろう。この先、この読者達が60代、70代と歳を重ねていくたびに光文社が新しく雑誌を創刊してたら、えらいことになる。



「胸元を強調したワインレッドのワンピで大胆KANREKI。」

「はじめてのパープルヘア。はじめての数珠ジュエリー。」

「あえての老人ホーム暮らしでホームパーティーを愉しむ。」

「親友との最期の別れは、哀しみをこらえてゴージャスに。」




とか、そんな特集の見出しが躍るかもしれないのだ。

あー、でも、そう考えたら「今年35」とか、まだまだ若造だな。



(了)




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