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深夜に女が豚丼を食らう

深夜に女が豚丼を食らう

深夜の、ある牛丼チェーン店での話だ。
牛丼を扱ってないのに牛丼チェーンというのも、なんだが。

店内には、数名の客と、二人の従業員。
ボイスリーダーの井上くんと、シフトリーダーの佐藤くんだ。
共にリーダーである二人の、強力ツートップ体制である。

井上くんが、カウンターをこまめに動き回り、
佐藤くんが、キッチンですばやく調理する。

まあ、そんなことは本当はどうでもいいのだ。
云うほどテキパキ動いてたわけでもないし。


ふいに、OLと思しき若い女が、やってきたのである。

そそくさと食券を購入すると、カウンターの角へ移動した。
深夜に、お持ち帰りだ。ミッドナイトテイクアウトレディである。
ひとり暮らしだろうか。これから遅い晩御飯でも食べるのだろう。


そんなふうに思っていた矢先、食券を手にした井上くんの口から、
予想外のオーダーが発せられたのだった。


「豚丼、大盛三丁!」


これを、どう理解すればいいのだろうか。
もちろん、牛じゃなくて豚、ということが問題なのではない。

まさかのトリプルオーダー。しかも、すべて大盛。
えらいことになってしまった。

そして、僕の思考回路は、急に目まぐるしく作動開始する。

オトコがいるのか?
オトコが二杯、彼女が一杯の割り当てか。

家族に頼まれた?
こんな夜遅くに、それはないだろう。

それとも兄弟の為?
食べ盛りの弟が3人、腹を空かせて待ってるのか。

友達と深夜の豚めしパーティー?
あり得ない。そんなパーティー、あるなら行ってみたい。


若い女だ。深夜だ。
なぜ、よりによって大盛を、三杯も注文するのか。

しかし、これ以上、詮索するのは野暮だと思った。
僕は、シンプルに、こう考えることにした。


『彼女は、とても大食い』

自宅に帰って、一杯づつ、綺麗に平らげていくのだ。
彼女は、おそらく、かなりいけるクチなのだ。


全然すっきりしないが、ひとつ、はっきりしたことがある。
問題を、うやむやなまま放棄するのは、至って簡単だということ。
それが、くだらなければくだらないほど、なおさらだ。

こうして、いくつもの問題が、おざなりなまま闇に葬られるのである。
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