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地震、雷、火事、親父

地震、雷、火事、親父

他の地域はどうか知らないが、昨夕の東京は雷が凄かった。

慌ててヘソを隠した方も、さぞかし多かったのではないか。

それがまったくの無駄な行為であることを認識してこそ、
大人の階段を昇った証拠だが、君はまだシンデレラである。

とまあ、雷に打たれたような酷い書き出しで申し訳ないが、
僕は雷の日に、決まってあるフレーズを思い出すのだった。



地震、雷、火事、親父



昔から伝わる、一般的に怖いとされるものを並べた言葉だ。

子供の頃から「『親父』ってのは違うよなあ」と思いつつも、
地震や雷や火事に遭遇するたびに「地震、雷、火事、親父」と
なんとなく語呂の良さから、ふっと口に出したりしていた。


そこで、さっき調べてみたが、いやはや昨今のネット社会は
本当に便利なものである。

少し検索しただけで、長年抱えていた謎があっさり解けた。


どうやら、あのフレーズで違和感があった最後の「親父」は、
本来は「山嵐(ヤマジ)」といったらしい。

「山嵐」というのは、いまでいう「台風」を指す言葉だそうで
確かに意味の並びの点では「地震、雷、火事、台風」のほうが、
災害繋がりとして巧く収まる感はある。


親父なんて、根本的にどうでもいい存在だったのである。

「もうパパなんてどっか行っちゃえばいいのに」である。


ただひとつ思うのは、「親父」が「台風」だったとすると、

地震(地)、雷(天)、火事(火)、台風(風)

となり、島国である日本で「水」関連の災害が入ってないのは
少々不思議な気もしてくるが、仮に「大雨」でも「津波」でも
語呂が悪くなるばかりなので、そう考えてみると先人達もまた、
音の響きや語感を考慮していたのかもしれない。


なんにしても、これらの災害はいずれも無いほうがいい。

しかし、残念なことに、実際にこれらの災害が起こった際、
それを喜ぶかのような不謹慎な輩がいるのも事実である。


その不謹慎な輩こそ、往々にして「オヤジ」なのだった。


オヤジ達は言う。


「おおっ、いまの近くに落ちたんじゃないか!?」


「ああっ、いまのは結構揺れたんじゃないか!?」


「こりゃ、対岸の火事なんて言ってられんぞ!!」






いちいち、反応しすぎなのである。


本来ならば、最も冷静であるべきはずの中年男性層が、
一番盛り上がってしまっていることが、実によくある。

さらにやっかいなことに、オヤジ達はそんなときに限って、
やたらとリーダーシップを取りたがる。

彼等は必ずテレビの速報を求めたがり、そしてこう言う。





「おい、NHKつけろ」





はい?





「NHKつけて、ひとまず落ち着け」




















お前が落ち着け。















そもそも「NHKつけろ」って、なんだ。


「テレビの電源を点けて、チャンネルをNHKに合わせろ」


と正確に言える冷静さを、まずは持って欲しいところである。



まあ、そうはいうものの、かくいう僕も、実際のところは
ネット速報を毎分毎に更新して確認するクチである。

言ってみれば、僕もオヤジ化が進行しているのかもしれない。

最近は、駄洒落を考えてるあいだが至福の時だったりするし。

しかも、自分では決して駄洒落じゃなく、小粋なジョークだと
勘違いしとるフシがあるし。


たとえば、


「地震、雷、火事、親父」


を、一文字変えただけで、


「自信家えなり、加地を野次」


になる、とか。


冷静に読み返すと、まさにオヤジの駄洒落そのものなのだが、
正直に告白すれば、僕はこれを考えついたとき、















ものすごく嬉しかった。










なんなら、ちょっとガッツポーズした。

もっというと、ワールドカップを観戦中のえなりかずきが
日本代表の加地選手を、こう罵るシーンが頭に浮かんだ。















「サイドを突破するくらい、

 こんとんじょのいこ!」
















嗚呼。


一年も前に流行った台詞を、いまさら思い浮かべるなんて。

僕も、ちょっと前まで爽やかな若者だったはずなのに。

自分では、まだまだナウなヤングだと思っていたのに。


オヤジになるってことは想像以上に、簡単じゃないか。



(了)
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