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パンの耳

パンの耳

欧米文化の象徴といえば、パンである。

ごく稀にブレッドとのたまうハイカラな輩もいるけれど、
たいていの日本人は、あの小麦粉の塊をパンと呼ぶ。

アメリカ合衆国なんて、米国と書くくせにパンだもの。

国務長官も、ライスのくせしてパン食に違いないのだ。

日本では幼いときに箸を持つほうの手が右手だと教わり、
欧米ではバターナイフを持つほうの手が右手だと教わる。

知らんけど。

なんにしても、欧米あってのパン、パンあっての欧米だ。


だが最近、そのパンのせいで、不眠症に陥っている。


まあ、明け方にはグッドスリープ、つまりぐっすり眠れ、
結局は不眠症でもなんでもないのだが、近頃どうしても
気になって仕方のないことがあるのだった。










なぜ、パンの縁を“耳”と呼ぶのか










これが、さっぱり解らない。

もうほんとに解せない。いよいよ、解せない。げせない。

現代社会の叡智の結晶であるインターネットを駆使して
調べてみたが歯切れのいい答えは遂に見つからなかった。


だいたい、アレをどう見れば“耳”だと言い切れるのか。

両端に控えめにくっついてるなら、まだ理解もできるさ。

しかしアレは、本体の周囲をぐるっと囲んどるのである。

僕はアレを耳だとはどうしても思えない。思いたくない。

それなら、むしろ“頭髪&顎髭のコラボレーション”だ。

むさくるしくて毛むくじゃらの、野生児っぽいイメージ。

古くはジョージ・ベスト、最近ならガットゥーゾあたり。

意味も無くサッカー選手に例えると、そんな感じだろう。


百歩譲ってあの縁を“耳”と呼ぶならば、パンという奴は
よほどの“耳おばけ”ということになる。

そして真っ先に問題になるのは、やなせたかし氏の代表作
『アンパンマン』に登場する「しょくぱんまん」の存在だ。

あの作品中では「しょくぱんまん」はスマートなイケメン、
として通っている。

なのに“パンの耳”の前では本来持つブランドイメージも
音を立てて崩れゆく。


そう、まさにその崩れる音を拾う為に存在するかのような、
巨大な集音装置。


まったくもって本末転倒な話である。


はたして「しょくぱんまん」は、自覚しているのだろうか。

いつもにこにこしながらアンパンマンをサポートしてるが、
もっと自分のことを心配をしたほうがいいんじゃないのか。


さらに言うと、彼に恋するドキンちゃんはどうなんだ。

この、聞くも哀れな悲劇的な事実を知っての恋なのか。


もしも知らなければ、ことだ。


いつか、彼はドキンちゃんに告白しなければならなくなる。


「ドキンちゃん、実はね」

「なあに、しょくぱんまん様(はあと)」

「驚かずに聞いてほしい」

「なに?」

「じつは・・・僕の顔ってね・・・」

「・・・?」

「この辺からこの辺まで、ぜんぶ、耳なんだ」



ドキンちゃんは衝撃の告白を聞いて泣き叫ぶ。















「イヤー!!!!!」















「ばかにするな」と言われそうだが、念のため。




















「EAR!!!!!」




















その叫び声は巨大な鼓膜にいつまでも響き渡るのだった。



というような話をしても誰も聞く耳を持たないことなど、
重々承知している。



(了)


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