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頗る(すこぶる)

頗る(すこぶる)

つい最近、親交のある有名ブロガーが新しく開設したブログのタイトルに「頗る」という言葉を採用していて思わずニヤリとなった。

というのも、僕はこの「頗る」という言葉が好きなのだ。

こんな駄文でもいちおう文章には気を配っていて、言葉の使い方ひとつで面白くもつまらなくもなることは承知している。

そんななかで僕は、この「頗る」という副詞が持つ言葉の性質や「すこぶる」という音の響きを頗る気に入っているのである。

当然、過去に書いた文章でも「すこぶる」はたびたび登場している。

ためしに「すこぶる」を辞書を引いてみると。

【すこぶる(頗る)】(副)

〔補説〕漢文訓読に用いられた語
[1] 非常に。たいへん。たいそう。
[2] 少し。わずか。ちょっと。

(三省堂提供「大辞林」より)


【すこぶる(頗る)】

very; highly; extremely.(⇒非常に)

(三省堂提供「ニューセンチュリー和英辞典」より)



和英辞典の結果を見ても解るとおり「頗る」という言葉は、主に[1]の「非常に」「たいへん」「たいそう」の同義語として知られている。

「非常に」「たいへん」などは日常会話で頻繁に使う言葉なので頭に浮かびやすいが、同じ状況でも「頗る」を口に出すことはあまりない。

野球解説者の掛布雅之氏(元・阪神タイガース)は、よく解説する際に「え~、ま~、非常にですね~」と言うが「頗るですね~」とは決して言わない。

料理評論家の岸朝子氏(「料理の鉄人」の審査員)も料理を味見した後で「たいへん結構なお味でございます」とは言っても「頗る結構なお味でございます」と言ったことはなかったと思う。

「頗る」という表現は、他に置き換えられる言葉があまりにメジャーすぎるために、日本語として廃れてしまっているのかもしれない。

それでも僕が「頗る」という表現を好むのは、逆にこのマイノリティな感覚を意識しているからである。言ってみれば、天邪鬼的な発想。

たとえば「好きだ」ということを、より強く表現したい場合。


「非常に好きだ」

「たいへん好きだ」

「頗る好きだ」


この3つを並べたとき、僕は迷わず「頗る好きだ」を選択する。

では、この場合はどうだろうか。


『非常に殺神鬼』

『たいへん殺神鬼』

『頗る殺神鬼』


こうなると、迷うもなにも『頗る殺神鬼』しかありえない。

頗る殺神鬼』というタイトルだから更新を楽しみに待つのであり、もし他の2つのどちらかだったら運営者の頭はどうかしてるはずで、僕はそんな人とは関わりたくない。



とにもかくにも、僕は「頗る」という表現はずっとマイナーな存在のままでいてほしいと思う。

誰もが「頗る」を連呼しはじめると本来的な「頗る」の価値が薄れる気がするし、もし「頗る」が「非常に」や「たいへん」より一般的な表現として定着してしまうと、きっとおかしなことになるからだ。

ましてや和訳するなど、もってのほかである。





























頗る

『 月刊 頗る 』5月号















「頗る世代」とか「頗る読者モデル」とか、ベリー格好悪い。



(了)



[編集後記]
田中葉助氏の新ブログ『頗る殺神鬼』は、現時点で既に「頗る」という表現の普及に多大な貢献を果たしたと思う。個人的には、ブログとしての役目を87%ぐらい終えたと考えるが、頗るお気に入りなので今後の展開に頗る期待したい。


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