Home > スポンサー広告 >

スポンサーサイト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


シンプルにしながら参加中。記事を読んでいただいた上にこのボタンを押してもらえたなら二重のヨロコビです。ありがとう。


Home > スポンサー広告 >

Home > Essay >

年が明けると、いろいろなコト・モノが「初」扱いになる。

「初詣」「初夢」「初売り」「書初め」など諸々あるが、だからと言ってなんでもかんでも「初」を付ければいいってもんじゃないと思う。

というのも、年明けに外出した際、街行く人々が実にさまざまな「初」を口にしているのを聞いて驚いたからだ。

百貨店で買い物していた客の一人は会計の列に並びながら携帯電話で「初売りに来てるんだけどー、超混んでてー、いま初並び中(笑)」と言っていた。

初並び中?

かと思えば、駅前でカップルの女が男に「ちょっとー、新年初デートなのにどゆこと?初遅刻じゃーん(笑)」と言っていた。

初遅刻?

思わず聞き返したくなるような台詞を平気な顔して言うのである。

上記の台詞が成り立つってことはつまり、こういうことじゃないか。


たとえばここに、とある日本の家族があったとする。

コタツを囲んでいる平凡な4人家族の団欒風景だ。

『ゆく年くる年』を見ながら、その時を待つ4人。

テレビ画面の時刻表示が「0:00」になった瞬間。

一家の主である安田吉雄(52)が、おもむろに口を開く。


吉雄「あけましておめでとう」(←初挨拶)

和子「おめでとうございます」(←初挨拶)

一樹「おめでとー」(←初挨拶)

麗子「あけおめー」(←初挨拶)

吉雄「おい!最初くらいちゃんとした挨拶しろ」(←初説教)

和子「そうよ、2008年最初の挨拶なんだから」(←初同調)

麗子「そういうのうざいよ。いいじゃん別に」(←初反発)

一樹「あ」(←初メールチェック)

麗子「誰?もしかして彼女?」(←初冷やかし)

一樹「うっせーな、ちげーよ」(←初がっかり)

和子「一樹、恋愛もいいけど今年は受験な・・・」(←初遮られ)

一樹「だから、ちがうって!」(←初イライラ)

吉雄「ふぇ、ふぇ、ぶぇっくしょい!」(←初くしゃみ)

和子「Bless you」(←初ブレス・ユー)

麗子「この番組もういい?ちょっと変えるよ」(←初リモコン)

一樹「あ、それちょっと貸せよ」(←初リモコン奪取)

麗子「ちょ、なにすんのよ、ジャニーズにしてよ」(←初依頼)

一樹「やだよ、『ガキ使』見んだよ」(←初拒否)

麗子「えー、大野クン見たかったのにー!」(←初少数派)

和子「お正月からそんな低俗番組見るなんて・・・」(←初嘆き)

吉雄「『ゆく年くる年』の次は『まさとしひとし』か?」(←初ボケ)

3人「・・・・・・・・・」(初ドン引き)

麗子「つーか超サムいんですけど」(←初棒読み)

和子「麗子」(←初たしなめ)

一樹「板尾おもしれー」(←初ブラックジャック)

吉雄「じゃ、そろそろ初夢でも見るかな・・・」(←初しょんぼり)



とまあ、年明けのほんの数分間を再現しただけでこの有様だ。

このように、なにかにつけて「初」扱いすることは非常に危険な思考なのである。

だが日本人は年が明けた途端に至るところで「初××」というフレーズを臆面もなく連発してしまう。

それはきっと、新年を迎えた高揚感のなせる業なのだろう。

いわゆる「初浮かれ」というやつだ。



(初了)


スポンサーサイト


シンプルにしながら参加中。記事を読んでいただいた上にこのボタンを押してもらえたなら二重のヨロコビです。ありがとう。


Home > Essay >

Search
Feeds
Others
あわせて読みたいブログパーツ

Page Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。