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木を見て森を見ず

木を見て森を見ず

「木を見て森を見ず」という言葉がある。

小さいことに心を奪われて全体を見通さないことのたとえだが、先日、飲み屋で隣席からまさにその言葉が漏れ聞こえてきた。

上司が部下に説教している典型的なシーンだった。


「目先の売上げしか見てないから、そんなことになるんだぞ」
「すいません・・・」

「今回は最終的に決まったけど、結果オーライじゃ駄目なんだよ」
「はい・・・」

「だいたい、お前はいっつも目の前のことばっかり考えてるだろ」
「いえ、そういうわけじゃ・・・」

「いいや!お前はまだこのプロジェクトの全体像を見れてない!」
「・・・」

「お前みたいなのを『木を見て森を見ず』と言うんだよ、まったく」
「・・・」

「なあ、林よ」


!!!


木を見て森を見ない林さん(推定27歳)。

ちょっと粋だなと思った。


話は少し異なるが、僕も最近、林さんの上司のように説教したくなったことがある。

昨年から展開中の『エステティックTBC』の広告プロモーションについて、だ。


世界で輝く日本を代表するトップアスリートが記念CMをはじめ屋外ボードやその他の広告等に登場いたします。
2008年北京オリンピックを控え、ニッポンをもっと元気にそして明るく!
期待をこめてプロモーションをスタートします。

(TBCニュースリリースより抜粋)



TBCがJOCオフィシャルパートナーになった記念として展開されているもので、記念CMも結構オンエアされているようだから既にご覧になった方も多いだろう。

僕はそんなことを全然知らずに表参道駅構内での広告ジャックを見て、あまりのインパクトに驚いた。

・谷亮子(柔道)
・末續慎吾(陸上)
・浜口京子(レスリング)
・橋大輔(フィギュアスケート)
・柴田亜衣(水泳)
・北島康介(水泳)

これら6選手それぞれの特大ポスターが駅構内に所狭しと掲出してあったのだ。

なかでも谷と浜口のビジュアルには圧倒されたが、ポスター前を通り過ぎる人々も皆一様に驚いたり、呆気にとられたり、立ち尽くしたり、苦笑したりしていた。

ある老人は腰抜かしてたし、小さい子供なんて大泣きしてた。

そんな消費者の反応を見て、僕は思った。

たしかに今年は、4年に一度のオリンピックイヤーである。

そんな記念すべき年にオリンピック日本代表のオフィシャルパートナーになることは企業としては誇りだろう。

ひと握りの企業にしか許されないステータスなのだろう。


それにしても、やりすぎじゃないか。


オフィシャルパートナーになったことを喜ぶあまり、つい気合を入れ過ぎたってことはないだろうか。

気合が空回りするのはスポーツでもよくあることだが、さすがにちょっとどうかと思う。

スポーツ選手の本来あるべき姿が、どこか間違った方向で表現されている気がしてならない。


などと余計な心配をしかけたところで、これは罠だと気がついた。

過度に美化されたビジュアル、特に素材的にアレな谷や浜口は、まさにフェイクの象徴だ。

消費者の目を彼女達のいつも以上に凄みを増した顔に向けさせておいて、真実から気をそらそうという策略に違いない。

我々は大事な何かを見誤ってないだろうか。

トリックアートのように騙されてやしないか。

たしかに広告上に間違った表記は一切ない。

けれども、これは明らかなミスリードだと思う。


だって、橋大輔に北京は関係ない。



(了)


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