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不機嫌な外国人

不機嫌な外国人


とにかく、不躾な男だった。


先日、通勤電車である外国人に遭遇したときのことである。

勤務地までは1時間ほどで、通勤ラッシュにひっかかるのだが、
僕は横浜から乗るため、運が良ければ座れることもある。

その日は優先席が空いていて、僕はラッキーとばかり、席を確保した。

そして、座れたときはいつもそうなのだが、渋谷に着くまでの約30分を
睡眠時間に充てるべく、つかの間の眠りについたのだった。

しばらくすると、足にコツコツと何かが当たっているのに気がついた。
うつむいたままで目を覚ますと、目の前の男が僕の足を蹴っている。

驚いて顔を上げると、そこに立っていたのは、初老の外国人だった。
僕が起きたからか、彼は蹴るのを止めたが、不機嫌そうに一瞥した。


「座らせろよ」


そう要求しているようにしか、見えなかった。

僕はとっさに「あっ、すいません」と立ち上がり、彼に席を譲った。

優先席に座るのが当然、というほど高齢には見えなかったし、
あまりの強引な要求に、気持ち良く譲れる感情にはなれなかったが、
人生の先輩に対する当然の行為だと、自分を納得させてかけていた。

しかし。

体を入れ替えて、今度は僕が、座った外国人の目の前に立ったとき、
思わず、我が目を疑ってしまった。



その外国人は、膝の上にキックボードを抱えていたのである。




元気、元気!


このガイジン、超元気じゃん!!





おそらく自分の家から駅まで、もしくは駅から目的地まで、
そのキックボードを操って颯爽と街を駆け抜けるのだろう。

「けっこう歳とってるのにキックボードだなんて、格好良くない?」
とか、賛美の声を浴びているのかもしれない。


なぜキックボードを携えた人が、そこまでして座りたかったのか?


素朴な疑問が脳裏をよぎったが、事態はより深刻だった。


その外国人は座ってもなお、不機嫌なままだったのである。


(長くなったので、つづく)
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