私の頭の中の消しゴム
私の頭の中の消しゴム
- 2008-06-13
- Note
また頭痛ネタで恐縮だが、MR検査を受けた感想を書いておきたい。
ことのほか貴重な体験だったからだ。
率直に言うと“頭の中を診る精密機械”の怖さったらない。
まじこえええ。
いや、最初は全然なんともなかったのだ。
「エムアール?どんとこい!」みたいな気概で。
でも専用衣に着替えさせられたり注意事項の説明を受けたりするうちに、健康診断しか経験ない僕は「こりゃ大掛かりだぞ」と思いはじめた。
専用台に仰向けになる前に「閉所恐怖症とか大丈夫ですか?」なんて聞かれて、全然平気だったのにそんなふうに改めて聞かれたら逆に気になるだろ!ばか!!
メガネ外したら実は可愛かったクラスメイト、みたいに急に閉所を意識しだした。
はやくも冷静でいられなくなってるところに頭と体を固定される。
頭のところの隙間にはスポンジまで挟まれて、あからさまに身動きしちゃ駄目!という制限がわかっちゃいるけどなんとも苦痛。
「目を、、、閉じてください」
「はい・・・」
シーン。
「では、、、はじめます」
「はい・・・」
シーン。
係の人もイジメかと思うほどたっぷり間を取りやがる。
お前は浅野温子か。
そして緊張感が最高潮に達した頃。
ウイーーーーン、といきなり台が自動で動き出した。
穴蔵みたいな狭いスペースに吸い込まれていくのを感じたとき。
一気に体じゅうがモゾモゾー、ゾワゾワーってなって。
「うわああああああああああ!!」
と叫びたい衝動に駆られた。
このまま20分もじっとしてるなんて無理!と本気で泣きそうになった。
急遽、当初の「どんとこい!」も「Don't cry!」に変更。
検査がはじまると今度は嫌な機械音が耳元に響きはじめた。
まあ、この件はたしかに検査前の段階で伝えられてはいた。
耳栓を勧められたが「ま、気休め程度ですけど」なんて言うから断ったのだ。
そしたら、あーた。
なにこれ?なにこの『時計じかけのオレンジ』。
もうひたすらに大後悔。大海原。はるかかなた。
そんな状況なので、気を紛らわそうにも上手くコントロールできず。
嫌な音が頭に響いて、思考はむしろ悪いほうへ悪いほうへ向かっていった。
「いま停電になったら俺はどうなるんだろう?」とか。
「改造人間になるときはこういう感じなのか?」とか。
「もしこれが棺桶だったら…((((;゚д゚)))ガクガクブルブル」とか。
やばいやばいやばいやばい。
もっと明るくて楽しい想像を!前向きで清々しくてポップな連想を!
必死で格闘するも、そんなときに限って『私の頭の中の消しゴム』を思い出しちゃったり。
まずいまずいまずいまずい。
消しゴムなんか入ってない!入ってない!入ってない!
違うこと考えろ!せめて違う解釈して気を散らせろ!
で、ふと頭に浮かんだのが。
『私の頭の…中野、消しゴム』
国語のテスト中に問題文を小声でぶつぶつ読んでて「私の頭の…」まで読んだところで机の上の消しゴムが床に落ちて前の席まで転がったので前の席の中野君に拾ってもらおうと思って、こっそりシャーペンで背中をつつきながら「中野、消しゴム」と囁いた―。
そんなイメージがパーッと。
ちなみにその後、見回りしていた教師に「おい、そこテスト中に私語はしない!」って注意されて、首すくめて「テストはじまってまだ20分なのに消しゴムないと困るなあ」と思っていると、いきなり中野が後ろを振り向いてニカッと歯ぐき剥き出しで笑うやいなや、自分の頭をカパッと開けてヌメヌメに湿った消しゴムを取り出し、無理やり「僕のでよければどうぞ」と渡されて「えーーー!?」って展開。
ていうか、中野って誰だよ。
とにかく、ずっとそんなふうに頭ん中がテンパってたのだった。
頭の中を写す装置に入ったがために脳みそフル回転させられるなんて皮肉だなあと思いながらも、いい経験させてもらいました。
あと、やっぱりなんだかんだ言っても、頭痛くなるくらい脳みそ使ってナンボだな、と。
ことのほか貴重な体験だったからだ。
率直に言うと“頭の中を診る精密機械”の怖さったらない。
まじこえええ。
いや、最初は全然なんともなかったのだ。
「エムアール?どんとこい!」みたいな気概で。
でも専用衣に着替えさせられたり注意事項の説明を受けたりするうちに、健康診断しか経験ない僕は「こりゃ大掛かりだぞ」と思いはじめた。
専用台に仰向けになる前に「閉所恐怖症とか大丈夫ですか?」なんて聞かれて、全然平気だったのにそんなふうに改めて聞かれたら逆に気になるだろ!ばか!!
メガネ外したら実は可愛かったクラスメイト、みたいに急に閉所を意識しだした。
はやくも冷静でいられなくなってるところに頭と体を固定される。
頭のところの隙間にはスポンジまで挟まれて、あからさまに身動きしちゃ駄目!という制限がわかっちゃいるけどなんとも苦痛。
「目を、、、閉じてください」
「はい・・・」
シーン。
「では、、、はじめます」
「はい・・・」
シーン。
係の人もイジメかと思うほどたっぷり間を取りやがる。
お前は浅野温子か。
そして緊張感が最高潮に達した頃。
ウイーーーーン、といきなり台が自動で動き出した。
穴蔵みたいな狭いスペースに吸い込まれていくのを感じたとき。
一気に体じゅうがモゾモゾー、ゾワゾワーってなって。
「うわああああああああああ!!」
と叫びたい衝動に駆られた。
このまま20分もじっとしてるなんて無理!と本気で泣きそうになった。
急遽、当初の「どんとこい!」も「Don't cry!」に変更。
検査がはじまると今度は嫌な機械音が耳元に響きはじめた。
まあ、この件はたしかに検査前の段階で伝えられてはいた。
耳栓を勧められたが「ま、気休め程度ですけど」なんて言うから断ったのだ。
そしたら、あーた。
なにこれ?なにこの『時計じかけのオレンジ』。
もうひたすらに大後悔。大海原。はるかかなた。
そんな状況なので、気を紛らわそうにも上手くコントロールできず。
嫌な音が頭に響いて、思考はむしろ悪いほうへ悪いほうへ向かっていった。
「いま停電になったら俺はどうなるんだろう?」とか。
「改造人間になるときはこういう感じなのか?」とか。
「もしこれが棺桶だったら…((((;゚д゚)))ガクガクブルブル」とか。
やばいやばいやばいやばい。
もっと明るくて楽しい想像を!前向きで清々しくてポップな連想を!
必死で格闘するも、そんなときに限って『私の頭の中の消しゴム』を思い出しちゃったり。
まずいまずいまずいまずい。
消しゴムなんか入ってない!入ってない!入ってない!
違うこと考えろ!せめて違う解釈して気を散らせろ!
で、ふと頭に浮かんだのが。
『私の頭の…中野、消しゴム』
国語のテスト中に問題文を小声でぶつぶつ読んでて「私の頭の…」まで読んだところで机の上の消しゴムが床に落ちて前の席まで転がったので前の席の中野君に拾ってもらおうと思って、こっそりシャーペンで背中をつつきながら「中野、消しゴム」と囁いた―。
そんなイメージがパーッと。
ちなみにその後、見回りしていた教師に「おい、そこテスト中に私語はしない!」って注意されて、首すくめて「テストはじまってまだ20分なのに消しゴムないと困るなあ」と思っていると、いきなり中野が後ろを振り向いてニカッと歯ぐき剥き出しで笑うやいなや、自分の頭をカパッと開けてヌメヌメに湿った消しゴムを取り出し、無理やり「僕のでよければどうぞ」と渡されて「えーーー!?」って展開。
ていうか、中野って誰だよ。
とにかく、ずっとそんなふうに頭ん中がテンパってたのだった。
頭の中を写す装置に入ったがために脳みそフル回転させられるなんて皮肉だなあと思いながらも、いい経験させてもらいました。
あと、やっぱりなんだかんだ言っても、頭痛くなるくらい脳みそ使ってナンボだな、と。
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