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sumie URL 2008-11-21 (金) 00:05

それはない。

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電話と油断

電話と油断

電話をしているとき、しばしば人は油断する。

ついつい受話器を持たないほうの手がまさに“手持ち無沙汰”になるのか、
無意識のうちに動いてしまうのだ。
電話で相手と話をしながら、手元では意味不明な落書きをしていたり。
受話器のコードを(今どきあるのか?)くるくるくるくるさせてみたり。

それでも固定電話のときはまだいい。
これが携帯電話になると、ますます大変だ。
物理的な制限が無いので、体全体が手持ち無沙汰になってしまう。

たとえば、うちの社長などはしょっちゅう携帯で電話をしているのだが
先日など電話しながらオフィス入口に置いてある自転車にまたがっていた。
もちろん、まったく無意識のうちに、である。
そして、長電話を終えた後でようやく我に返ったのか、
「なんで俺、こんなモノにまたがっとんのや?」と呟いた。
観察していた僕からすると「うそーん!?」である。

そういうのを見ているせいか、僕は電話する姿を見られるのが恥かしい。
不自然な行動をとるかもしれないことを自覚しているからだ。
しかし、世の中にはあまりに無自覚なまま過ごしている人もいるのである。
普段は常識人なのに、電話中に無防備というか、無意識極まりない人。
ちょうど今日、仕事帰りにそんな人を見かけて唖然としてしまった。

会社のビルのエレベーターホール隅で、男が小声で話し込んでいた。
僕と同年代くらいで、見た目はいたって普通のサラリーマン。
会議の最中に「ちょっと席外します」と抜けてコソコソ電話している感じ。
ごくごくありがちな光景ではあったのだが、どうもおかしい。
よく見ると、彼は思いっっっきり壁に向かって話していたのである。

つまり、男と壁との距離があまりにも近すぎるのだ。

へばりつかんばかりだった。スパイダーマンかと思った。
なんとかして壁と同化しようと必死でもがいているようだった。
むしろ、どうかしてるんじゃないかと思った。
と、今度は手持ち無沙汰になったその手を壁にぺたぺた当てはじめた。

そう、パントマイムである。

正確には壁に手を当ててるだけなのでパントマイムではないのだが、
手つきはあきらかに「見えない壁がここにあります」の動作だった。
まさに無意識ならではの、まったくもって無意味な行動である。

しかし、彼の無意識力の凄さはそれで終りじゃなかった。
リアル壁パントマイムに(無意識のうちに)飽きたらしい彼は、
やがて、その手が勝手に反応してしまったのだろう、

壁の非常灯の赤いランプを愛撫しはじめた。

その仕草が、ものすごおおおおおおおおおおおく、いやらしかった。
「ほほお、君はそうやって攻めるタイプか」と思わせるような手つき。

ちょうどエレベーターが到着したので僕はそこまでしか見てないが、
ヘタしたらあの後、彼はランプを舐めていたかもしれない。



(了)


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sumie URL 2008-11-21 (金) 00:05

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