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時代が単語を変えてゆく

時代が単語を変えてゆく


単語というものは、あやふやである。

文法上で最小の言語単位であり、その意味は不変のように思われるが、
それまで通用していた意味が、時代とともにガラリと変わる、
そんなことが往々にしてあるのだ。
つまり、時代が単語を変えてゆくのである。
たとえば、次などが良い例だ。


アマゾン


小学校の頃、アマゾンといえば、川だった。
社会科の授業で習った、世界最大の流域面積を誇る川。
もしくは、仮面ライダーアマゾン。
ライダーシリーズの中でも、特異なビジュアルを誇るヒーロー。
とにかくアマゾンといえば、ワイルドでジャングルな感じだった。

それが現代においては、インターネットストアの代名詞である。

アマゾンで予約する。
アマゾンで購入する。
アマゾンで検索する。

かろうじて“検索”だけは冒険心をくすぐってくれるぶんだけ
子供の頃のアマゾンと被るが、世間のアマゾンのイメージは、
すっかり洗練された印象に変わってしまった。


また、これもある意味で印象が大きく変わったと云えるだろう。


ゴーン


鐘の音である。

「お寺の和尚さんが、南瓜の種を蒔きました」

小学生の頃、それがどうした、と云われたら返答に困るような
意味不明な言葉を口にしながら、時間も忘れて遊ぶうちに、
いつの間にか陽が暮れて、この音が鳴ったら家路に着く。
そんな、町の高台から聞こえてくる合図でしかなかった。

それが、いまやすっかり、カルロスである。
イチロニッサンのオッサンである。
相当な役員報酬を手にする凄腕フランス人経営者である。
誰も予想だにしなかった変化ではないか。


他にも、こんなものもある。


PS


中学時代に頻繁に出てきた、追伸を意味する記号である。
教師に隠れて回し読みする女子生徒達の手紙に、
決まって添えられていたものだ。

お前ら、休み時間でもそんな話しないだろう、というような
中身のない内容の手紙を、クラス中を巻き込んで回す。

手紙を書くことよりも、相手に届くまでのスリルを好み、
本文よりもPSの行数が多い場合などは、我々男子達は
その不可解さに首を傾げたものである。

そんなPSも、いまやすっかり、プレイステーションである。

もしかしたら、現代の中学生も「PS.PS2よりPSP欲しい」と、
訳の解からない手紙をひたすら回し続けているのかもしれないが。



とにかく、その時代によって単語の意味は移ろいゆくのだ。
単語は、授業中に女子生徒が回していた手紙のように
人から人へと渡り歩き、時の流れを経て、変わりゆく。

そして、こうして回顧したとき、その頃の単語の意味は、
もはや遠い過去へ忘れられていることを、我々は悟るのである。





PS.
先日、貴乃花親方が「激ヤセ」と報じられていたが、
この単語は、そもそも、りえのモノではなかったか。
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