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音痴

音痴


電子機器類の進化に付いていけない人は、まず言う。

「私、機械音痴だから」

そして、この言葉を聞く度に、僕はこう思う。


機械に音程は関係ない、と。


もちろん、運動音痴しかり、味音痴しかりである。
方向音痴に至っては、どう紐付ければ良いのか解らない。

じゃあ、なにか。
音楽について、まるっきり駄目な人は、

「私、音楽音痴だから」

とでも言うのか。


そもそも音痴とは、いったいなんだ。

辞書を引いてみた。


【音痴】

(1)生理的な機能不全や心因性の原因によって
正しい音の認識や発声などができないこと。また、そういう人。

(2)音に対する感覚が鈍く、歌を正しく歌えないこと。
また、そのような人。

(3)あることに感覚が鈍いこと。

「大辞林 第二版」より



なるほど、それなら先に挙げた例も納得できる。

しかし、(1)⇒(2)⇒(3)と、次第に広義解釈されているのは
非常に気がかりである。

このままだと近い将来、なにかにつけて『鈍い人間』が、
総じて音痴呼ばわりされる時代が来るのかもしれない。


「あの人、さっきから私のこと見てるのよ。気持ち悪い」
「馬鹿ね、彼は貴女のことが好きなのよ。五年も前から」
「えっ、全然気づかなかったわ。彼に悪いわ。私、謝らなきゃ」
「貴女ってば、本当に音痴なんだから」


恋愛音痴である。


「あれ、さっきトイレに行ったはずなんだけどな」
「どうしたんだい?」
「どうやら漏らしちゃったみたいなんだよ」
「またかい。まったく、君は音痴だな」


排泄音痴である。


「俺って、音痴なんだよな?」
「そうだよ。もっぱらの評判だよ」
「ところで音痴ってなんだ?それも解からないんだ」
「仕方ない奴だな。自分が音痴ってことくらい自覚しろよ」


音痴音痴である。


「どぶねずみみたいに、美しくなりたいよ」
「写真には写らない美しさがあるからな」


リンダリンダである。


それは、関係ない。

まったく関係ないが、おそらく彼等は『リンダリンダ』を歌うとき、
発する歌声は決まって、次のようになってしまうのだった。






「ボゲー」






音痴とは、本人にとっては非常に辛いものである。
辞書にもあるとおり、れっきとした病なのである。

その音痴の歌声を「ボゲー」と独自の表現でアイコン化し、
日本の共通認識として、ときには面白可笑しく、
ときには愛情をたっぷり注ぎながら世に広めた
藤子・F・不二雄氏および剛田武君の功績は、あまりにも大きい。

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