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前に出る勇気

前に出る勇気


勇気が欲しい。

そう思う。

果敢に戦火の中を潜り抜けるような、勇ましさじゃなくていい。

いまよりも、ほんの少しだけでいいのである。

これまでの自分の位置から、一歩だけでもいいのである。

たとえ僅かあっても。

前に出る勇気。

それが、欲しいと思うのだ。



※先にお伝えするが、この後の文章には不適切な表現が含まれるので、
 そのへんは充分気をつけて読まれたい。
 特に食事中の方は、いまは遠慮されたほうが宜しいかもしれない。



僕が勤めているのは、いわゆるオフィスビル内の3階の一室。
社内にトイレはなく、共用トイレを利用している。
各階毎に設置されているわけではなく、
奇数階は女性用、偶数階に男性用があるのだった。

僕は、いつも4階を利用する。
なぜなら、2階の男性用トイレは、大抵いつも





床、びちょびちょ





なのである。

初遭遇したときは、アンラッキーくらいにしか思わなかったが、
二度目、三度目、と繰り返し遭遇するたびに、もはや、

爪先立ちしたり、大股開きになったり、と
地雷を避けながら用を足せるレベルを超えている


ことを、認識したのである。
それ以来、僕は4階を利用することにしている。


だが先日、久しぶりに2階のトイレに立ち寄った。

仕事の打合せで外出する際、階段を降りがてら、
2階で用を足そうと思ったのだ。

ちょうど、掃除のおばちゃんが出てくるところだった。

「いつもいつも、ご苦労さま」

もちろん、トイレ内はクリーンな状態である。
快適に用を足していると誰かが入ってきた。

小奇麗なスーツを着こなす『オジサマ』

男の僕でも、そう表現したくなるような男性だった。
この御方、実は稀に廊下ですれ違うことがあるが、

ロマンスグレー、ジェントルマン、CEOかCOO

実際は何者なのかまったく知らないのだが、
そんな肩書きが次々と浮かぶほどダンディーなのだ。

そんな彼が、スッと僕の横に立った。

いくぶん大股開きで立つ姿には、男らしさも滲み出ていた。

ちょうど僕は用を済ませ、彼とすれ違うように振り返った。

そのとき。



あってはならない音が、聞こえてきた。



放物線を描く液体が、定めるべき目標を逸れ、
より高低差のある谷底へ落ちていくような音。



嗚呼、










貴方だったのですね・・・










勇気が欲しい。

そう思う。

果敢に戦火の中を潜り抜けるような、勇ましさじゃなくていい。

いまよりも、ほんの少しだけでいいのである。

これまでの自分の位置から、一歩だけでもいいのである。

たとえ僅かあっても。

前に出る勇気。

それが、欲しいと思うのだ。





・・・貴方に足りないのは、そんな些細な勇気だけなのだから。








一方で僕は、こうも思う。


「残念ながら貴方は、御子息を過大評価している」


そう言える勇気が欲しい、と。
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