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いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます

正直に告白するが、生まれて初めて読後に涙した本、
それが『いま、会いにゆきます』である。

子を持つ父親として感情移入してしまったこともあるのだろうが、
いつも斜に構える僕にとって、泣いてしまうとは、不覚というか、
まったく自分でも信じられない現象だった。

その本が、ベストセラーになり、映画になり、現在は連ドラ。

そりゃそうだろう。
自分でいうのもなんだが、ひねくれ者の僕でも、キたのである。
日本中が『いま会い』に浸るのは、当然のことだと思われる。

せっかくなので、連ドラの次の展開を考えてみた。

それは、


駅構内の伝言板


これに、さらっと書くのである。




「いま、会いにゆきます」




どうだろう?
なんでもない文が、旬で素敵な伝言に早変わりである。

利用客は、この伝言板を見て思わずキュンとなるだろう。
いつもの駅が、ファンタジーな空間に様変わりするだろう。
その文を見ただけで号泣する人が現れてもおかしくない。

もし、これが次のような文では駄目だ。





「めし どこか たのむ」





あまりにも唐突すぎるし、そもそも伝言板とは
レスポンスを求めてはならないツールである。

「あぼーん」

などと書かれて終了である。

かくして、人の心にホワッとしたものを残すという意味では
この手法は『いま、会いにゆきます』でのみ有効なわけだが、
伝言を残す者は、次のような注意が必要だ。

まず、原作のタイトルと一字一句、間違っていては困る。

たとえば、こんな風になっているとまずい。










「ひま、会いにゆきます」









なんとも間の抜けた印象になってしまう。

「こっちは必死で働いてるのによ」

サラリーマンの愚痴が聞こえてきそうだ。


また、ヘタに漢字に変換するのも宜しくないだろう。










「いま、会いに逝きます」









もはや、遺書である。後追い自殺である。

涙には暮れるが、それは感動ではなくただ悲しみによるものだ。
ホワッとなるはずが、ズドーンと重苦しさが漂ってしまうばかりだ。


そして最後に、これが一番注意すべきことだが、










“会いにゆく”相手に伝えたいときは、

利用すべきではない。











考えてもみてほしい。

これから会いにゆく相手に対して、そんなことを書いても、
伝わるわけがないのである。

相手は、これからまさに向かおうとする場所に居るのである。

ということは、

・Aさん=いま、会いにゆく人
・Bさん=Aさんとこれから会う人
・Cさん=AさんがBさんに会う事実を、伝えられる人

というふうに、第三者(Cさん)の存在が必要になるわけで、
いままさに伝言板にメッセージを書き込もうとするAさんは、
自分がBさんに会う予定があることを知っているCさんに対し、
なんだかんだあったけどいまからBさんに会いゆくことになって
その旨をあなたにお伝えしておきたいので伝言を残しますね、

という場合に限り、有効なのである。




・・・とかなんとか、ぐだぐだ書いてたら面倒くさくなってきた。

そんなシチュエーションをわざわざ考えてる自分が馬鹿らしい。

それに冷静に考えると、伝言板にそんなん書かれてたら、たぶん引く。






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