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うろ覚え

うろ覚え


物事や言葉を曖昧に記憶してしまうことは、よくあることだ。
むしろ、正確に何もかも記憶しておける人間がいたら怖い。

人が曖昧な記憶を紐解くときには、なんとなく自信なさげに、
もしかしたら違うかもしれないけど、的に披露するものであり、
時として、頭の片隅にある記憶を曖昧なまま掘り起こす作業は
第三者からすると馬鹿にしか見えず、歯痒くもあるものである。
(過去記事「BLOOD AND BONES」参照)

しかしながら、その一方で、言葉として間違っていたとしても
誰も指摘することもなく、むしろ当然のように蔓延っている、
そんな言葉も世の中には存在する。

代表的なのは、これだろう。




「うる覚え」




いまさら言うのもなんだが「うる覚え」「うろ覚え」であり、
決して「うる覚え」ではない。

しかし、ネットの検索結果などをざっと見る限りでは、
この「うる覚え」、既に市民権を得てしまっている感がある。

誤用する人間が多いせいか、彼らは一様に堂々としたものだ。

「どこが間違ってんの?」的なオーラがぷんぷん漂う。

わざわざ指摘したところで「なにがいけないのさ?」などと、
簡単に開き直られたりして、むしろ指摘したこちらが野暮で
いけないことをしてしまった気分にさえなるから不思議だ。


とは言うものの、間違っているものは間違っているのである。
やすやすと同意してしまう訳にはいかない。

ここは一度、辞書を引用して確かめておきたい。




【うろ】

「名詞に付いて、不十分な、確かでない、などの意を表す。」

+++

【うろ覚え】

「ぼんやり覚えていること。はっきりしない記憶。」


(三省堂提供「大辞林 第二版」より)






これが「うる覚え」だと、とんでもない結果になるのだった。







【ウル[Ur]】

「イラク南部、ユーフラテス川下流にあったシュメール人の都市遺跡。紀元前3000年には都市国家として栄え、前2000年に全バビロニアを支配した。一九世紀に遺跡が発見され、1919年以来ウーリーらにより王墓などが発掘された。現存する最大規模のジッグラトは高さが約21メートルの三層で、頂部に月神ナンナルの神殿を持つ。」

+++

【ウル覚え】

「ウル[Ur]を覚えていること。または、そのさま。」


(三省堂提供「大辞林 第二版」より)






いったい何を覚えているのだと、問い詰めたくもなってくる。



「うろ覚え」という言葉の持つ意味を、冷静に考え、理解すれば、
どこをどう転んでも「うる覚え」には、ならないはずなのである。


結局のところ、「うろ覚え」の“うろ覚え”による「うる覚え」は
古代ロマンでしかない。


それは“人民の人民による人民のための政治”の遥か昔の話だ。

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